「インドアゴルフに通い始めたが、スコアが変わらない」
「どの施設が自分に合うのか分からない」
そういう声を同世代のゴルフ仲間からよく聞きながら、私は2025年春に練習環境をインドアへ切り替えた。
結果として、半年で97 → 84 → 76とスコアを更新できた。その実体験をもとに、「どう選ぶか」「どう練習するか」「どう続けるか」の3軸で、アラフィフゴルファーが知っておくべきことを一本の記事に体系化した。
目 次
40代がインドアゴルフで上達できる理由
打ちっぱなしで200球打っても上達しなかったのに、インドアで練習を始めた途端スコアが伸び始めた。なぜか。
答えは「数値で確認できること」と「課題を1つに絞れること」の2点に集約される。
屋外の打ちっぱなしでは、弾道の着弾を追いながら「なんとなく良かった・悪かった」で終わる。インドアは、ヘッドスピード・ミート率・打ち出し角・スピン量がリアルタイムで表示される。ショットが「感覚」ではなく「データ」になる。
40代以降は集中力の持続時間も落ちる。量より質の練習に切り替えるためにも、インドアの計測環境は理にかなっている。
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インドアvs屋外:それぞれの強みと使い分け
インドアに切り替えてから気づいたのは、「どちらが優れているか」ではなく「どちらで何を鍛えるか」が重要だということだ。
インドアゴルフで鍛えられること
- スイング軌道・弾道データの客観視
- 課題を数値で1つに絞った反復練習
- 天候・気温に左右されない安定した練習環境
- コース戦略(バーチャルラウンド機能)
屋外打ちっぱなしで鍛えられること
- 実際の飛球・風・弾道の把握
- 多種類のクラブをまとめて確認する感覚合わせ
- ラウンド前日の「弾道調整」
私の現在の使い方は、「インドアで課題を修正 → 屋外で全クラブを確認 → コースで試す」のサイクル。このルーティンになってからスコアが安定した。
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施設の選び方|失敗しない4つの判断軸
4社を実際に体験して分かった。施設選びで最もやってはいけないのは「料金だけで決めること」だ。
判断軸① 通えるか(距離・アクセス)
自宅か職場から15分以内が理想。どんなに良い施設でも、通えなければ意味がない。最初に試すべき施設は「一番近い施設」と断言できる。
判断軸② 計測器の精度と練習スペース
Trackman・GCQuad・Uniputtなど高精度の計測器があるかどうか。安価な赤外線センサーしかない施設は、数値の信頼性が低く「データで練習する」という目的を果たせない。
判断軸③ レッスンか自主練か
インドア施設は大きく「コーチ常駐型レッスン」と「自主練特化型」に分かれる。自己流で練習してきたアラフィフ世代は、最初の1〜2回はコーチ常駐型で「今の自分の課題」を言語化してもらう方が効率的だ。
判断軸④ 料金体系と継続コスト
月額制・都度払い・回数券のどれが自分の通い方に合うか。週1以上通えるなら月額制、月1〜2回ならチケット制や都度払いのコスパが良い。
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4社の実体験比較:どのインドアゴルフが自分に合う?
首都圏で展開する主要4社を実際に体験した。「どこが最高か」ではなく、「どんな人が向いているか」で整理する。
SMART GOLF|月1〜2回ペースで80台を目指したい人
チケット制(1枚4,400円)で使える気軽さが最大の特徴。自主練特化型で、高精度センサー・バーチャルラウンド機能が充実。「自分で課題を設定して黙々と練習したい」アラフィフ中級者にフィット感が高かった。
私がメインで使っているのもSMART GOLF。3ヶ月通ったあたりから、スイング軌道の「握らない感覚」が定着し、仲間からゴルフが”つまらなくなった”と言われるほどミスが減った(これは褒め言葉だと受け取っている)。
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GOLF NEXT 24|夫婦・仲間と一緒に使いたい、個室重視の人
完全個室で24時間営業という唯一無二の環境が特徴。無料体験デイが定期開催されており、入会前に実際の雰囲気を確認できる。コーチ常駐型のレッスン体制もあり、「自己流の限界を感じてきた人」が最初の一歩を踏み出しやすい施設だ。
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BEAGLE|スイング修正を本気でやりたい人
30分の無料体験レッスンで、シャフトクロスという自分でも気づいていなかった根本的な課題を指摘された。コーチの質が高く、スイング改造を軸に取り組みたい人向け。自主練だけでは解決できない「動きのクセ」を直したいなら候補に入れたい。
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ZEN GOLF RANGE|100切りはできるが90が切れない人
スイング軌道の分析に特化したアプローチが特徴的で、スコア停滞を「量をこなす練習」ではなく「動きの質の改善」で突破したい中級者と相性が良い。私は通勤距離の問題で継続入会を見送ったが、施設の内容自体は手応えがあった。
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スコアを変える練習設計|70〜80球メソッド
インドアに変えても上達しない人は、たいてい「打ちっぱなしと同じ使い方」をしている。150球打てる環境でも、実際には70〜80球で切り上げた方が集中度が上がり、フォームの再現性が高まる。
私が実践している45分・70〜80球の練習メニューはこうだ。
- ウォームアップ&素振り(5分)── 身体を温め、その日の課題を1つ決める
- アプローチ・ショートゲーム(15分 / 30〜40球)── スコアに直結するゾーン
- フルショット:課題1つに絞る(15分 / 20〜25球)── 多くて2クラブまで
- 再現ドリルで仕上げ(5分 / 10球)── 良い動きを「記憶させる」最終球
「課題を1つに絞る」のが最も難しく、最も重要だ。欲張って複数の課題を同時に直そうとすると、何も残らない練習になる。
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ミスを減らす3つの実践ドリル
① アプローチ:芯外し(トゥ側ヒット)でピンそば確率を上げる
アプローチでチャックリやざっくりが出る根本原因は「インパクトで力が入りすぎること」にある。トゥ側で意図的に当てる芯外しアプローチは、打球の勢いを落としてコントロールしやすくする実戦テクニックだ。インドアで反復練習するのに最適なドリルの一つ。
② フルショット:2球打ちドリルでフェース軌道を確認する
1球目を打ち、同じスタンスで2球目を打つ「2球打ちドリル」は、フェース軌道の安定を確認する方法として教わった。インドアのデータ画面と組み合わせると、自分のクセが視覚的に把握できる。
フルショットは「8割の飛距離」を意識する。10割で振ってミスショットを量産するより、8割で再現性の高いショットを積み上げる方がスコアに直結する。
③ コース想定:3本縛りのバーチャルラウンド
7番アイアン・AW・パターの3本のみで、インドアのバーチャルラウンドを回る練習法。クラブが限られると「どこに打つか」「何を優先するか」の判断力が自然に鍛えられる。このドリルを始めてから、コースでの「判断ミス」が減った。
続けるための身体ケアと疲労管理
上達の前提は「続けられる身体」だ。インドアに切り替えて練習頻度が上がったことで、一度手首を痛めた。練習量を増やすなら、ケアも並行して設計しなければならない。
私が実践しているのは、練習後のストレッチ、手首・肘のサポーター着用、そして定期的なヨガによる可動域維持だ。特にヨガを始めてから、肩・股関節の回転が改善してスイング時の窮屈さが減った実感がある。
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半年で27打縮めた練習改革の実例
2024年夏時点のベストスコアは97。それが半年後に76になった。何が変わったか。
- 練習場所:屋外打ちっぱなし(毎週150球) → インドアゴルフ(月2〜3回・70〜80球)
- 課題設定:「全体的に良くしたい」 → 「シャフトクロスを直す」「100ヤードの距離感を作る」など1課題ずつ
- 数値活用:勘と感覚 → ミート率・弾道データで客観確認
- コース戦略:ドライバーでフルショット → ボギーオン2パット戦略に転換
劇的に変わったのは練習の「密度」だ。球数が減ったのに上達速度が上がった。
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このガイドの先へ:ギアと身体の両輪
練習環境が整ったら、次に見直したいのは「ギア」と「身体」だ。
スイングが固まってくると、今のクラブが今の動きに合っているかどうかが問題になる。私は練習改革と並行してフィッティングを受け、セッティングを刷新した。これがさらなるスコアアップに繋がった。
また、どれだけ練習設計が良くても、疲れやすい身体では続かない。身体ケアとゴルフを両輪で考えることが、アラフィフ世代には特に重要だ。
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