「ドライバーだけ、なぜか飛ばない。」
「ユーティリティだけは右に出ることが多い。」
「5Wだけ、チョロばかりでる。」
それ、スイングよりクラブのせいかもしれません。
どういうことかというと、あなたのスイングにクラブが合っていないということです。
スイングとシャフト特性のマッチング(相性)が悪いと、ナイスショットも出にくくなります。
このページでは、僕自身が「中古クラブからフィッティング導入」でショットが安定し、スコアを激変させた体験をもとに、ギアを整えることが上達の近道である理由を分かりやすく解説します。
この記事の目次
なぜ「ギアを見直す」とスコアが安定するのか
多くのアマチュアゴルファーが練習は時々しても道具は放置。
知り合いからのおさがりや、中古ショップで話題のクラブを買ったりして、道具は後回しになりがちです。
しかし実際には、クラブが合っていないと正しいスイングをしても再現性は高まりません。
フィッティングとは「身体やスイングに合わせてクラブやシャフトを選ぶ」ことです。
クラブを変えるとハッキリ弾道が変わります。
シャフト・ヘッドの特性やマッチングを理解する
シャフトの3大要素
重さ(g): 軽ければ振りやすく、重ければ振りにくい。
硬さ(フレックス): 一般的に柔らかい方から、R、S、Xなどで表され、硬くなるほどしなりにくくなります。
キックポイント: シャフトが最も「しなる」場所。主に先調子、中調子、元調子などがあります。
キックポイントの位置による主な分類
- 手元調子:シャフトの手元側(グリップに近い側)がしなる
- 中調子:シャフトの真ん中あたりがしなる
- 先調子:シャフトの先端側(ヘッドに近い側)がしなる
これらの要素が、スイング中のシャフトの挙動を決め、インパクトヘッド軌道やフェース面の向きに大きな影響を与えます。
長さもありますが、この3つのどれか一つでも自分のスイングと合わなければ、タイミングがずれ、安定したショットは望めません。
軽量シャフト vs 重量シャフト
- 軽量シャフト:ヘッドスピードが上がりやすく、疲れにくい。
- 重量シャフト:安定感はあるが、握力や体力が必要。
関連記事
アイアンの選び方:優しさと操作性のバランス
打感や直進性などのこだわりも大切ですが、楽にゴルフをしたいなら求めるべきは「ミスの許容性」。
ミスをヘッドが吸収してくれるクラブも増えていますから、楽にゴルフをするには道具を頼りましょう。
10~15ヤード刻みでもつ「安定性重視セッティング」があなたのスコアを作ります。
フィッティングで“自分に合う”を数値化する
フィッティング前に知っておきたいこと
- 使っているクラブのスペック(ヘッドやシャフトの銘柄など)を把握
- 悩みを具体的に伝える(弾道・高さ・左右のミス)
- 試打時はできるだけ普段のシューズ・ボール・グローブを使用
関連記事
実体験:スイングに合うセッティングとは?
フィッティングによってユーティリティとアイアンを入れ替え。
楽にラウンドできるようになったのは、楽に振れてミート率が向上し、飛距離と安定性を両立できました。
関連記事
ミスを減らす“セッティングの考え方”
100切りには打てないクラブを抜く
キャディバッグの中にルール通りに14本を入れておく必要はありません。
信頼できるクラブは10〜11本もあったら、それで十分。
迷わない番手選択はラウンド中の「リズム」と「決断の速さ」を生みます。
打感・距離感よりも「再現性」
試打したときには気持ちよくても、気が付かずにスイングが変わると合わなくなるのがゴルフクラブ。
だからこそ、「良いショットが出たから」ではなくて、「同じショットが繰り返し出る」クラブを選びましょう。
関連記事
クラブ選びと体の関係
インソールで変わる疲労感と飛距離
インソールで変わる安定性
ギアを変えてスコアを変えた実例
半年間でスコアを大幅に改善し、自己ベストが更新できた要因は、「自分が打ちやすいクラブを選んだこと」がほとんど。
ギアを変えれば、ゴルフがもっと楽しくなる
ギアを整えると、正しいスイングと新しい練習方法が見えてくる。
スイングが固まっていない初心者は早いが、時々100が切れる人や初級者以上の方は一度は試打やフィッティングで新しいクラブの試打を体験してほしい。
次は、「ラウンドを楽しむ」でコース戦略を整えましょう。














