
50代が近づいてくると、ドライバーの飛距離に少しずつ不満が出てきます。
昔より身体が回らない。
力を入れているつもりなのに、打球に勢いがない。
飛ばそうとすれば、右にも左にも散らばる。
そこ、誰でも悩みます。
ただ、アラフィフ世代が無理にヘッドスピードだけを追いかけると、身体にもスイングにも負担が出やすい。
何よりも、身体への影響がリスクが大きい。
そこで今回は、中級アベレージゴルファーの私が、今の身体と今のスイングのまま、飛距離を左右する3つの数字を少し整えられないかを試してみました。
使用したのはGOLF NEXT 24の店舗で多く導入されているのシミュレーター「OK ON GOLF」。
SMART GOLFにも多く導入されています。
通常スイングで5球、打ち出し角を上げる意識で5球を打ち、平均値を比べています。
結論から言うと、打ち出し角を上げることでキャリーは伸びました。
一方で、方向性はかなり怪しくなりました。。
飛距離アップは「上げればいい」「振ればいい」ではない。
今回のデータで、そこがはっきり見えました。
50代の飛ばしで見直したい飛距離の「3大要素」
ドライバーの飛距離を整えるとき、最初に見たい数字はこの3つです。
- ボールスピード(初速)
- 打ち出し角
- バックスピン量
ヘッドスピードも大事です。
ただ、体力が落ちたり身体が硬くなってきたりすると、ヘッドスピードだけを上げるのは簡単ではありません。
そこで今回は、無理に振りちぎるのではなく、今あるスイングの中で「打ち出し角」と「スピン量」を少し整えられないかを試しました。
想定読者は、ヘッドスピード41m/s前後、キャリー210ヤード前後のアベレージゴルファーです。
私の数値そのものよりも、通常スイングと意識を変えたスイングで何が変わったかを見てもらえればと思います。

検証方法|通常5球とアッパーブロー5球を比較
今回の検証は、GOLF NEXT 24の店舗に多く導入されているシミュレーター(OK ON GOLF)で行いました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使用シミュレーター | OK ON GOLF (GOLF NEXT 24 店舗) |
| クラブ | ドライバー |
| ①通常スイング | 5球 |
| ②アッパーブロー意識 | 5球 |
| 比較方法 | 各ショットの 平均値・最大値 |
②では、打ち出し角を高くすることを狙いました。
イメージはアッパーブロー気味に入れて、芯でとらえながら余計なバックスピンを減らすこと。
ただし、実際にはそう簡単ではありませんでした。
右にも左にも曲がり幅が大きくなり、飛距離アップと引き換えに方向性の不安が出ました。
実測データ|平均値の比較
| 項目 / 平均値 | 通常 スイング | アッパー ブロー | 変化 |
|---|---|---|---|
| ボールスピード ( m/s ) | 62.5 | 62.8 | +0.3 |
| 飛距離 ( y ) | 249.5 | 251.2 | +1.7 |
| キャリー ( y ) | 225.0 | 231.3 | +6.3 |
| 打ち出し角 ( 度 ) | 12.3 | 14.4 | +2.1 |
| バックスピン ( rpm ) | 2929 | 2867 | −62 |
| サイドスピン ( rpm ) | 125 | 345 | +220 |
数字だけを見ると、狙いはある程度成功しています。
打ち出し角は12.3度から14.4度へ上がり、キャリーは225.0ヤードから231.3ヤードへ。
平均で6.3ヤード伸びました。
一方で、トータル飛距離は249.5ヤードから251.2ヤード。
伸び幅はわずか1.7ヤードにとどまりました。
キャリーは伸びたけれど、全体の飛距離アップとしては大きくない。
ここに、今回の検証の面白さがあるのではないでしょうか。
(やった本人だけ?笑)
打ち出し角を上げると、キャリーは伸びた
一番分かりやすく変わったのは、打ち出し角です。
通常スイングで平均12.3度。
アッパーブローを意識すると平均14.4度。
この2.1度の違いで、キャリーは225.0ヤードから231.3ヤードへ伸びました。
ドライバーでキャリーが6ヤード伸びると、コースでは景色が少し変わります。
- いつもバンカー手前に刻まれる球が、バンカー横まで届く
- セカンドの番手が1本短くなる
- パー5で、少しだけ欲が出る
アラフィフにとって、この「少し前に行く」は大きい。
若い頃のように身体を思い切りねじって振るのではなく、打ち出し条件を整えてキャリーを稼ぐ。
体力が落ちてきたゴルファーにも、これは練習次第で現実的な方向性だと感じました。
ただし、飛ばそうとすると曲がり幅も増えた
実用化するには、問題はここからです。
アッパーブローを意識したことで、キャリーは伸びた。
でも、方向性は明らかに不安定になりました。
サイドスピンの平均は、通常の125rpmから345rpmへ増加。
最大値では、通常198rpmに対してアッパーブロー意識では539rpmまで跳ね上がっています。
数字だけでなく、飛球線の履歴を見ても、右にも左にもばらつきが出ました。


飛距離を伸ばそうとすると、どこかでスイングの再現性が崩れる。
これが、私のリアルな課題です。
「飛ばしたい」気持ちはある。
でも、曲げたくはない。
OBを打てば、せっかくの飛距離アップも帳消しです。
打ち出し角を上げる方向性は悪くなさそうでした。
ただし、それをコースで使うには方向性の確認が欠かせないと、今回の検証で感じました。
最大値を見ると、通常スイングの方が飛んでいた
もうひとつ、見逃せない数字があります。
| 項目 | 通常スイング 最大値 | アッパーブロー 最大値 |
|---|---|---|
| ボールスピード ( m/s ) | 64.3 | 63.8 |
| 飛距離 ( y ) | 263.7 | 258.8 |
| キャリー ( y ) | 240.2 | 235.4 |
| 打ち出し角 ( 度 ) | 15.2 | 16.3 |
| バックスピン ( rpm ) | 3051 | 2974 |
| サイドスピン ( rpm ) | 198 | 539 |
平均ではアッパーブロー意識の方がキャリーは伸びました。
しかし最大飛距離は、通常スイングの263.7ヤードに対してアッパーブロー意識は258.8ヤード。
最大値では、通常スイングの方が飛んでいた。
ここが大事なポイントです。
飛距離アップというと、ついスイングを大きく変えたくなります。
でも、今のスイングの中にも、すでに飛ぶ条件が隠れている場合があります。
だからこそ、感覚だけで判断せず、データで確認する意味があります。
飛距離アップは、まず自分の数字を知るところから
打ち出し角・スピン量・曲がり幅を見ながら練習できると、感覚だけの遠回りを減らしやすくなります。
今回のデータを取ったGOLF NEXT 24では、1球ごとの数字をシミュレーターで確認しながら練習できます。
入会して実感した続けやすさと長所7つを、別記事にまとめています。

アラフィフは「最大飛距離」ではなく「飛距離の再現性」を見たい
今回の検証で感じたのは、アラフィフの飛距離アップは最大飛距離だけを追うと危ないということです。
たしかに、1発の飛びは気持ちいい。 でも、ラウンドで必要なのは、そこそこ飛んで、そこそこ曲がらない球です。
今回の結果を整理すると、こうなります。
- アッパーブロー意識で平均キャリー+6.3ヤードは収穫
- 一方でサイドスピンが増え、左右のばらつきも拡大
- このままコースに持ち込むと、飛ぶ日と曲がる日が共存する
だから、次にやるべきことは明確です。
- 打ち出し角は少し高めを狙う
- ただし、アッパーにしすぎない
- サイドスピンが増えたら、すぐ戻す
- 最大値ではなく、平均値とばらつきを見る
若い頃のように、毎回マン振りで飛ばす必要はありません。
今の身体で、今のスイングで、無理なく前に進む。
そのために、データを使う。
これが、50代目前のゴルフには合っている気がします。
インドア練習で、まず見るべき数字
課題や進みたい方向性は人それぞれですが、次の数字を確認すると整理しやすいと思います。
- ボールスピードは安定しているか
- 打ち出し角が低すぎないか
- バックスピンが多すぎないか
- サイドスピンで左右に散っていないか
- 最大値より平均値がどうなっているか
特に大事なのは平均値です。
たまたま1球飛んだ数字より、5球・10球打ったときの平均。
その方が、ラウンドで使える球に近いからです。
数字を見ると「自分は何を伸ばすべきか」が少し見えてきます。
飛距離不足の原因が、ボールスピードなのか。
打ち出し角なのか。
スピン量なのか。
それとも、方向性のばらつきなのか。
ここを分けて考えられるだけで、練習の質は変わります。
インドアゴルフで飛距離データを取るメリット
屋外練習場は、球筋が見える良さがあります。
一方で、打ち出し角やスピン量まではなかなか分かりません。
「今日は飛んでいる気がする」ではなく、
「打ち出し角が上がった」
「キャリーは伸びた」
「でもサイドスピンも増えた」
このように分解できるのが、インドア練習の大きな強みです。
もちろん、シミュレーターの数字がすべてではありません。
コースには傾斜も風もあり、ライも毎回違います。
それでも、練習段階で自分の傾向を知っておくと、ラウンド中の迷いは減らしやすくなります。
私の場合、インドアで数字を見ておくことで、飛距離アップを「気合い」ではなく「条件」で考えられるようになりました。
今回の結論|飛距離アップは「上げる」より「整える」
今回の検証では、打ち出し角を上げることでキャリーは伸びました。
通常スイングの平均キャリーは225.0ヤード。
アッパーブロー意識では231.3ヤード。
平均で6.3ヤード伸びたのは、素直にうれしい結果です。
ただし、サイドスピンは125rpmから345rpmへ増えました。
飛距離を取りにいった分、方向性の不安も出た。
これが今回の正直な結論です。
実際のラウンドで使えるかは、データをイメージしながらティーグラウンドからの景色を見て決める。
アラフィフになると、身体の硬さや体力低下をすぐに変えるのは難しい。
でも、今のスイングの中で、ボールスピード・打ち出し角・スピン量を少し整えることはできます。
そのためには、まず自分の数字を知ること。
飛距離が落ちたと感じたときほど、力任せに振る前に、データを見てみる。
そこに、まだ伸び代は残っているかもしれません。
インドアでデータ練習をはじめるなら、まず自分に合う環境を選ぶところからです。
私が実際に使っているGOLF NEXT 24とSMART GOLFの違いと向き不向きを、会員目線で比べています。
▶ GOLF NEXT 24 vs SMART GOLF|どっちが向くか比較する
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編集人
Kyosuke
’25シーズンベスト【76】のアラフィフ サラリーマン。練習環境をインドアに変えて年間Ave.101('24)/89('25)。趣味はディボット直し、ときどきヨガとクルージング。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老のゴルフ体験と日常を実体験ベースを発信しています。