好アクセスな埼玉・長瀞カントリークラブの打ちおろしと急斜面との闘い|ラウンドレポート

好アクセスな埼玉・長瀞カントリークラブの打ちおろしと急斜面との闘い|ラウンドレポート

アクセス抜群・長瀞カントリークラブに初挑戦

10月の三連休の中日、地元のゴルフ仲間8人で「長瀞カントリークラブ」へ。

私にとっては初めてのラウンドだった。

連休中ということで早めに出発。

関越自動車道は早朝から混雑していたが、渋滞には巻き込まれずにスムーズに到着。

深谷ICから約10km、高速を降りて15分ほどの道のりは都内からもアクセスしやすいだろう。

到着した時には濃霧の影響で先が見えず、気持ちよくゴルフができるか心配であった。

濃霧の長瀞カントリークラブ
駐車場に着くと濃霧にラウンドの不安が湧く

雲海とともに迎えた幻想的なスタート

だが、8時のスタート時には太陽も顔を出し、眼下にはなんと雲海が出現。

クラブハウスが丘の上に位置しており、そこから見下ろすスタートホールの打ち下ろしは、このコースの名物の一つ。

長瀞カントリーに出現した雲海
スタート前に出現した雲海

幻想的な雲海に包まれた絶景は、まるでご褒美のような瞬間だった。

スタートホールにはスタッフの方が立っており、ティーショットやカートを動かすタイミングをトランシーバーを使って丁寧に指示してくれる。

打ち下ろしがあまりにも急なため、ティーショット後に乗用カートで降りる間に、次の組がティーショットを打つという流れだった。

長瀞カントリークラブの1番・10番の打ち下ろしホール
1番・10番は名物の打ち下ろしホール

下まで降りると、霧も晴れておりラウンドにはまったく問題なし。

視界が開け、霧のストレスは皆無でゴルフに集中できる環境で、緑の木々の中でラウンドする爽快感を堪能できた。

芝の状態は驚くほど良好、グリーンは手強い

18ホールを通して、夏を超えた後とは思えないほど芝は元気いっぱい。

フェアウェイもラフも管理が行き届いており、傷んでいる箇所は見当たらなかった。

特にグリーンは締まりがあり、硬くて目が詰まっている。

グリーンは2グリーン仕様で一つひとつが小さめ。

しかも、高さは無いが砲台グリーンのように盛り上がっており、各ホールともグリーン周りからのアプローチが難しい設計になっていた。

加えて、スティンプメーターで10フィートという速さで、かなり手強い仕上がりだった。

上げて乗せようとしたアプローチがショートすると、グリーンの斜面に落ちて手前に転げ落ちて1打を無駄にする。キャリーでピンを超えるとグリーンをオーバー。

うまくグリーンに乗っても、しっかり打てばスルスルと素直に転がる一方、弱く打つと傾斜に持っていかれてカップから逃げるように外れてしまう。

強いパッティングでカップインしなければ、カップを通り過ぎてかえって遠ざかってしまう場面もあり、3パット防止のためのグリーン上のマネジメントも求められる楽しいグリーンだった。

アウトとインで異なる顔を見せるコース設計

アウトコースは左右に曲がるドッグレッグホールが印象的で、打ち下ろし・打ち上げの変化が激しい。

ティーショットでドライバーを使うかどうか迷うホールも多く、ショット毎にまるでジェットコースターのように景色が変化する。

iPhoneで水平撮影した時のフェアウェイの傾斜
iPhoneで水平撮影した時のフェアウェイの傾斜

ナイスショットの後でも、平らなライからセカンドショットを打てる場面は少なく、グリーンも小さいことでパーオンさせるのはとても難しかった。

インコースに入るとまた景色は変わる。

ティーグラウンドからグリーンが見えるホールが増え、ティーショットでは素直にドライバーを持てる機会も増えた。

ストレートでも狭いティーショット
ストレートでも狭いアングル

17番ホールでは左にせり出した木々の向こう正面、230ヤードほどの地点に3本の立ち木が立ちはだかり、プレッシャーを感じる名物ホール。

17番ホールのティーグラウンドからの景色
17番ホールのティーグラウンドから

さらにこのホールはラウンド進行上で詰まることが多いようで、私はこのローカル中のローカルルールにワンペナをくらうことになった。

17番の特例ローカル・ルール
17番の特別ローカル・ルール

また、バンカーは全体的に少なくて小さいので入ることは少ないかもしれないが、いざ入ると砂の量が少なくて、上手くヘッドを入れないとヘッドが跳ね返される難しさもある。

決して簡単には打たせてもらえない雰囲気だった。

攻略には戦略と体力管理がカギ

全体として、レギュラーティからの総距離で約5,900ヤードなので距離は短めだが、狭くトリッキーな設計のため戦略性が求められる。

特にティーショットの落とし所を見極める判断力と、クラブ選択の工夫がスコアメイクの鍵を握るだろう。

また、打ち上げや打ち下ろし、アップダウンが多いため、体力と集中力の維持も重要だと感じた。

打ち下ろしと立ちはだかる木々
打ち下ろしに立ちはだかる木々

芝のメンテナンスは申し分なくコース設計にメリハリが効いており、プレーに集中できる環境が整っている。

私にとっては理解した上なら「もう少し上手く回れるかも」と感じさせる、再訪したい魅力のあるコースだった。

ランチのポークジンジャーが絶品!

前半プレー後のランチには、クラブハウスで名物の「ポークジンジャー」を注文。

ボリューム感のある肉厚の生姜焼きは、塩分補給にもツマミにもおかずにもぴったりの満足度の高い一品だった。

長瀞カントリーの名物・ポークジンジャー

しっかりとした味付けがされており、午前の疲れを癒やすには十分なエネルギー補給になる。

昼の時間もリラックスにつながり、楽しく過ごせた。

思い出に残るプレーと反省点

この日のスコアは47・43のトータル90、パット数は35。

長瀞カントリーでのスコア

2番ショートホールではグリーン左に外したアプローチが直接カップインし、チップインバーディを決めたのがこの日のハイライト。

この日一番の盛り上がりポイントは早々に過ぎ去った笑

この日のラウンドではパーオンが少なく、パーが取れなかったのが課題。

この日のパーオン率
ボギーオンにはまとまっていたが、、

また左に曲げるショットが多く、ラウンド中に修正できなかった点も反省点だ。

この日のラウンドのショット傾向
この日のラウンドのショット傾向

例の17番ホールでは左に曲げて、特例ローカル・ルールによって、この日初で唯一のワンペナ。

終盤のコレがなければ80台の可能性が高まっていただけに、次回は最後まで集中してラウンドしたい。

恒例の反省会で一日を締めくくる

ラウンドを終えて地元に戻った後には、最寄り駅前の居酒屋に集合。

恒例の表彰式と反省会を開催した。

焼酎ジョッキを片手に、プレーを振り返りながら次回のラウンド予定などで2時間半ほど楽しく盛り上がり、非常に充実した一日となった。

夜の反省会で飲んだ焼酎

次回は、もう少し左のミスを修正しながら、再び長瀞カントリークラブに挑戦したい。

編集人

Kyosuke

Kyosuke

’25シーズンベスト【76】のアラフィフ サラリーマン。練習環境をインドアに変えて年間Ave.101('24)、87('25)。趣味は時々ラウンドとクルージング。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老のゴルフや日常を体験ベースで発信しています。

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