
ゴルフ100切りの壁は誰もが通る道
ゴルフを始めた人なら誰もが一度は「100切り」を目標に掲げるでしょう。
私自身も長らく90台後半をウロウロし、なかなか抜け出せない時期がありました。
スコア100前後で回るゴルフを長らく経験して、”ダボペ”になるとミスも増えてミスショットすら楽しめてしまいます笑
ですが、ハーフ40台前半を狙えるラウンドの流れの中で出る凡ミスは、本当に腹が立ち、気分も落ちてしまいます。

ゴルフ雑誌や女子プロゴルファーの「100切りアドバイス」で、よく「アプローチを磨け」とか「OBやハザードを減らせ」という言葉を耳にします。
それもそうですが正直なところ、経験上でこれよりも重要性や優先度が高いことがあると思っています。
特に100切りのための「アプローチ重視」のアドバイスは、アマチュアゴルファーの現実を分かっていないようにすら感じてしまうのです。
なぜなら、グリーン周りにいくまでに4打5打と打ってしまうのですから、アプローチも何も無いままダボペ確定になってしまいます。
そんな中で、100切りのために細かなアプローチの練習ばかりに時間を費やすのは、あまりに非効率だと私は感じるのです。(アプローチからスイングを作る流れもあるかもしれませんが)
逆に「アドバイスしてもアマチュアは練習しないでしょ?」とバッサリ言うような、冷たく聞こえる男子プロの方がよっぽど現実を突いているのではないでしょうか。
100切りの本質:毎ショットで飛距離の80%は確実に飛ばすこと
で、私が考える100切りの最大のポイントは、「ショットごとに意図する飛距離の8割を確実に飛ばす」ことです。
7番アイアンが150ヤード飛ばすクラブなら、7番アイアンでは150×0.8=120ヤードは確実に飛ばしましょう。
120ヤードを飛ばそうとするのではなく、150ヤードを打ちにいってチョロやトップを避けつつ確実に最低120ヤードを飛ばして、確実に「グリーンに近づいた」と言える状況にすること。

これが最初のスコア安定への一番の近道だと思うのです。
たとえば、ダフッてチョロしてグリーンに乗せるまでに4打も5打もかかってしまっては、ボギーオンも困難。それでは100切りも遠のきます。
ですが、1打1打の毎ショットで確実に8割の距離を稼いで前進していれば、自然とボギーオンの確率が高まり、スコアは驚くほど安定するでしょう。
これが、私自身が長年のゴルフ経験でたどり着いた100切りの最優先最重要事項の結論です。

練習で身につけるべき2つの武器
「飛距離8割」の考え方を実践するために、練習場で身につけるべき武器が2つあります。
7番アイアンで120〜150ヤードを安定させる
この距離が安定して確実に飛ばせるようになると、400ヤードの長めのパー4でも7番アイアン3回でボギーオンが見えてきます。
言い方を変えると、120ヤード以下は打たないようにするということです。
「8割の距離を飛ばせばよい」と考えれば、力まないことでかえって高いミート率と再現性の高いショットやスイングができる効果も期待できます。
そうなると、横方向の曲がりの幅も自然に小さくなってきます。
結果、最終的に90台に近づくことになるでしょう。
100ヤード前後の「得意距離」を作る
70ヤードでも120ヤードでもいいです。
頑張って、パー5の4打目でグリーンに乗る可能性が高い「残り距離とクラブ」をつくりましょう。
例えば、3打目で得意な約100ヤードから打てると、時々パーも取れることになるでしょう。
確実性の高い距離感を持つと、そこから逆算したセカンドショットやティーショットが打てるようになり、コースマネージメントもスコアに影響するようになります。
クラブ選びと使い分けのマネージメント
100切りを目指すなら、「ミスばかり出るクラブは潔く封印する」という考え方も重要です。
ドライバーがOBばかりになってしまうなら、100切りは遠い夢になってしまいます。
「飛ばしたい」という気持ちは分かりますが、ドライバーは距離が6割になったとしても、ティーグラウンドから見えるエリアには飛ばすことが必要です。
また、無理して大きく右にしか曲がらないユーティリティも使う必要はありません。
自分の「8割の飛距離」を把握し、1打1打で確実にグリーンに近づけることを考えましょう。
それも一つの戦略で、それを考えることがまたゴルフの楽しみになります。
週イチ練習で本当に100切りできるのか?
これも議論を巻き起こしそうですが笑
「ゴルフは練習しないと上手くならない」というのは、耳が痛い話ですが事実でしょう。
隔週や月イチで打ちっぱなしに行く程度では、スコアアップにはなかなか結びつかないかもしれません。
それでも経験上は週イチ練習でも100切りは可能と考えますが、どうするのがベストか?
私が最近調子に乗るほどゴルフの調子が良いのは、ほぼ毎日インドアゴルフで打っているからといえます。




特に「打ち放題」のインドア練習場はコスパがよく、天気や暑い寒いに左右されず、短時間でも数をこなせるので非常にオススメです。
通勤途中に立ち寄ることができたら、無理に時間を確保しなくても、仕事帰りなどに30分立ち寄るだけで、着実にゴルフは上手くなっていくでしょう。
要するに、実体験から100切りは「継続的な練習が必要」ということですね笑
100切りの鍵は「考え方」と「練習習慣」
最後に、100切りへの道で大切なことをまとめます。
100切りには「ショットごとの飛距離を8割、確実に飛ばす」という考え方が最も重要です。
練習では、7番アイアンと100ヤード前後の得意な距離を重点的に練習しましょう。
ミスの多いクラブは使わず、自分が確実に打てるクラブを選びましょう。
練習は「週イチで長時間」よりも「毎日、短時間」の方が効果的です。
100切りは細かなテクニックを磨くことよりも、まず「考え方」を変えることが近道になります。
次の練習の機会やラウンドでは、ぜひ「80%ルール」を実践してみてください。
きっと、今までとは違うゴルフが見えてくると思います。
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kyosuke
Swing&Savor54(スイセイ ごーよん)の編集人にして埼玉在住のアラフィフ サラリーマン。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老のゴルフ体験を発信していきます。練習環境をインドアゴルフに変えてから、シーズン平均スコアは100→87に激変中。なぜ?を備忘録として残しています。
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