ショートウッド G410 7W/9Wはまだまだ現役!実感した“止まる弾道”レビュー

ショートウッド G410 7W/9Wはまだまだ現役!実感した“止まる弾道”レビュー

PING G410 ショートウッドを手にして“景色が変わった

体力とスイングスピードが落ちはじめると、ロングアイアンのショットの納得感がガクッと下がる。

ユーティリティの確率も低い。
セカンドショットで無理をすれば、またミスが増える。

 ——経験が豊富な中級者ゴルファーなら、誰もが感じる悩みでしょう。

私自身、そんな課題=“伸び悩みの壁”に当たっていたとき、
出会ったのが PING G410 のショートウッド、7W/9W

「ショートウッド、周りに誰も入れてないし、、」と思っていました。
ところが実際に試打してみて、すぐに考えが変わりました。

「あ~、こんなに上がるならグリーン着弾で止まるじゃん。」

普段通りに振れば球は自然に上がり、
グリーンにキャリーしたあとワンバウンド、ツーバウンドして止まる。

グリーンに着弾する落下角度と少しのスピンでグリーンからこぼれ落ちない。

セカンドのロングショットが“ドキドキ”な緊張から“ワクワク”な楽しみに変わる一本。

ロングホールのパー5で、位置によっては2オンも狙える一本。
こんな武器になることが、G410ショートウッドを40代・50代・60代の中級者にオススメしたい理由です。

PING ショートウッド 7W/9W
欠品するほど売れまくって約6年、まだまだ現役

G410 7W/9Wが“止まる球”を生む理由。深・低重心の恩恵を実体験から語る

発売当初のG410ウッドのヒットの秘密は、
深く・低い重心設計がもたらす圧倒的なやさしさ にあると思います。

● 自然に上がる“勝手に高弾道”

G410は、余剰重量を深・低重心へ配分しているため、
ボールを上げようとしなくても 高い打ち出し角 が出やすいクラブ。

この「勝手に上がる」感覚は、ヘッドスピードが落ちてくる40~50代ゴルファーは恩恵を感じるはず。

● 高弾道なのに“吹けずに止まる”絶妙スピン

単に高いだけならランが出てしまう。

しかしG410は 適正なスピン が入るため、
グリーンに落ちたあとにランが出にくく、ピンを狙いやすい。

私が一番驚いたのは、
パー5、残り200Y前後のセカンドショットで、「カチーーンッ」と飛んで行ったボールがキャリーでグリーンに落ちた後にグリーンを転がり出ないこと。

少々硬めのグリーンでも突き抜けることなく、楽にロングショットを打てるゴルフが戻ってきた瞬間でした。

PING G410 7W ショットデータ
43度以上の落下角度が魅力的

正直レビュー:PING G410の弱点?“左ミス”

名器とはいえ、個人的にはデメリット?弱点?も一つ感じてます。

それは、9Wで特に感じること。

「アドレス時にストレートに構えにくい」
というアライメントの問題。

ウッドの寝たロフトは構えた時に左を向いているような気がして、、
そのまま打つとやっぱり左に飛ぶことが多いのですが、
そのアライメントの調整が難しい。

横田真一プロがこだわるカブッてる/カブッてないというやつ?

そこで少し注意を高める必要がありますが、慣れれば大丈夫でしょう。
出球の傾向さえ掴んでしまえば、簡単な“武器”に変わると感じました。

ショートウッドはUTよりやさしい?

こんな疑問が湧くのではないだろうか。

「7Wや9Wって、UTよりやさしいの?」

私のデータや印象からすると、その結論は——

✔ 中級者のヘッドスピードなら、ショートウッドのほうが安定しやすい気がする。

●縦の距離感のズレ
 FW>UT

●左右のブレ
 FW<UT

●打球の上がりやすさ
 FW>UT

●ミスの寛容性
 FW>UT

●キャリーの狙いやすさ
 FW=UT

UTやアイアンよりな感じで、操作性のUT、安定性のショートウッド。
この住み分けを理解すれば迷わなくなります。

※あくまで私の個人的経験からですが

7Wか?9Wか?距離ギャップで選ぶ“最適一本”

2本とも入れる必要はありません。

大切なのは、

「あなたの”飛距離の穴”を埋める一本かどうか」

ウッド系は得意なんだけど、ユーティリティとの距離が開きすぎてる
・5Wの次に打球を上げて確実に飛ばせる1本が欲しい

私の距離の目安(ドライバーで41~42m/sくらい)で、こんな人におすすめ

こんな人におすすめ

PING 7W(20.5°)

200~190ヤード:5WとUTの間を埋めたい。ロングアイアンが苦手。

PING 9W(23.5°)

190~180ヤード:ミドルアイアンの代わりがほしい。高さが安定しない。

私が入れた理由は、

  • ユーティリティでは球が上がらなくて、グリーンをとらえられるクラブが欲しかった
  • 少々のラフからでも球ががりやすくて距離を稼ぎやすいクラブが欲しかった

からです。

「ティーショットをチョロッても7Wのセカンドショットで挽回できる」と思えるようになって、朝イチのティーショットも気が楽になりました。

G410ショートウッドは中古が狙い目。失敗しない3つのチェック

G410の嬉しい点は、中古市場にもチラホラと見られるところ。

私の手持ちのG410もだいぶ古くて中古中の中古ですが、
使用には十分で、毎ラウンドで必ず使う場面がやってきますが気持ちよく打っています。

興味があったら、探してみてください。
素晴らしい出会いになると思います!

▶ クラブ選びでスコアが変わる

編集人

Kyosuke

Kyosuke

’25シーズンベスト【76】のアラフィフ サラリーマン。練習環境をインドアに変えて年間Ave.101('24)→87('25)。趣味はディボット直し、ときどきヨガとクルージング。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老のゴルフや日常を体験ベースで発信しています。

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