
「ナイスオン!」
渾身のショットが距離のあるグリーンをとらえたときの喜びは、何度経験しても嬉しいものですよね。
でも、その着弾地点にできたピッチマーク(ボールマーク)、あなたはいつも直してますか?
「グリーンをキレイにしておきたいから、自分のボールマークはしっかり直す」

そう答えたあなたは、マナー上級者です。
※ゴルフってスコア以外に、マナーやスマートさの上手い/下手がありますよね。
今回はもう一歩踏み込んだ「粋なマナー」について考えてみました。
中級者ゴルファーだからこそ身につけたい、ゴルフを愛する人のエチケットだと思います。
グリーン上の「落とし物」が後ろのゴルファーを困らせる
まず、なぜピッチマークを直すことが重要なのか、改めて確認しておきましょう。
ピッチマークを直さずに放置すると、ボコッと凹んだまま芝が枯れてしまい、やがては穴だらけのボコボコしたグリーンになってしまいます。
これは、そのグリーンを使う人にとって、とても残念なことです。
あなたも残念だと思うはずですし、グリーンが荒れているとラウンドの楽しみも目減りします。
「グリーン上はゴルフの聖域」
多くのゴルフ場は日々、最高のグリーンを提供するためにグリーンキーパーさんが努力しているのです。
その努力を台無しにしないためにも、そして何より次にプレーする人への配慮として、ピッチマークを直すことはゴルファー全員の責任だと思います。
一本足はもう卒業?二股グリーンフォークが断然おすすめな理由
「グリーンフォークなんて、どれも同じじゃないか」
もしそう思っているなら、ぜひこの記事を読んでみてください。
グリーンフォークには大きく分けて「一本足タイプ」と「二股タイプ」があります。

もし今、あなたが一本足を使っているなら、二股タイプに持ち替えることを強くおすすめします。
二股グリーンフォークを推す3つの理由
芝へのダメージが少ない
一本足だと使い慣れないうちは、かえって芝を傷つけてしまうことがあります。
しかし、二股タイプは芝を安定して寄せることができるため、根も傷つけにくいのが特徴です。
圧倒的に直しやすい
二股でしっかりと芝を挟み込めるため、力加減がしやすく、短時間でスムーズに修復できます。
特にグリーンが柔らかい日は、その使いやすさを実感できるでしょう。
より早くキレイに直せる
フォークをピッチマークの外側から差し込み、中央に寄せるように動かす。

この動作を数回繰り返してパターで軽く抑えるだけで、見違えるようにきれいになります。
軽くトントンと抑えれば完璧でしょう。
最近はさまざまなデザインや機能を持つ二股フォークが販売されています。
もしどれを選んでいいか迷うようでしたら、ぜひあなたのゴルフライフをより快適にする一本を探してみてください。
マグネットでマーカーが一体になったものや、スタイリッシュなデザインのものなど、きっとお気に入りが見つかりますよ!
気に入ったものが手に入ったら、一生モノと言えるでしょう。
そういうものこそ、大切に使いましょう。
中級者からのステップアップ!他人の分まで直す「粋なマナー」
自分のピッチマークを直すことに慣れてきたら、もうワンランク上のマナーに挑戦してみませんか。
それは、「同伴者や、前の組が残してしまったピッチマークも直す」というものです。
「自分の分だけで手一杯」、「余計なおせっかいだと思われたら…」
それはそれでOKです。
同伴者が付けたらしいピッチマークなら
「ついでだから、ここも直しておくね」と一言添えてもよいと思います。
しかし、自分のピッチマークをサッと直せるようになった中級者だからこそ、できる「大人の配慮」なのです。
【実践のポイント】
自分が先にホールアウトして同伴者がホールアウトするまでの間に 、カートに戻る途中や次のホールに移動する途中にグリーン上で目に入ったボールマークをサッと直す。
自分のパットが4番目なら、自分のラインを読んだ後に自分の番がくるまでサッと直す。
他人のものを直している間に遅延したら元も子もないので、無理のない範囲で自分が直せる分だけ直す。
ほんの少しの心遣いが、より気持ちの良いゴルフにつながるでしょう。
グリーンを愛するゴルファーは、きっとゴルフにも愛される
ピッチマークを直すことは、ルールでもなければ単なるマナーではありません。
それは、ゴルフという素晴らしいスポーツを愛し、一生の趣味を大切にするゴルファーとしての「誇り」です。
使いやすい二股フォークを使いこなして、自分のボールマークをスマートに直す。
そして、余裕があれば同伴者の分まで直してあげる。
そんな粋な振る舞いが、あなたのゴルフをより一層楽しく、豊かなものにしてくれるはずです。

次のラウンドから、少し意識を変えてみませんか?
最近はマナーを教えてあげるべき初心者や若いゴルファーも増えてきました。
初級者ゴルファーにマナーの勉強をしてもらうため、一生モノのグリーンフォークをプレゼントしても良いかもしれませんね。
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kyosuke
Swing&Savor54(スイセイ ごーよん)の編集人にして埼玉在住のアラフィフ サラリーマン。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老のゴルフ体験を発信していきます
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