
「クラブが合ってないかも?」と思ったことはありませんか
長年ゴルフを続けていると、「このクラブ、大丈夫か?」と自分に合ったクラブを使いたくなります。
私も以前はお下がりのクラブや中古クラブでプレーしていて、こんなことを思っていました。
「このユーティリティだけ、やたら真っすぐ飛ぶんだよなぁ」
「5番ウッドだけ、なぜかダフる~」
「アイアンショットは全体的に右に飛びがち。。」
これ、単に自分が下手だったり、スイングのクセだと思い込んでいたものが、実はクラブが原因だったいうことがあるんです。
フィッティング未経験の方にこそ試してほしい
無料試打会などで普段と違うシャフトを打つだけでも、「あれ、球筋が違う?」と感じます。
ほんの2〜3球しか打たなくても結果が同じ傾向になり、思わぬ発見があるものです。
ショットや打球は不安定でも、スイングがある程度固まっている初〜中級者の方にオススメしたい。
(初心者の方は先にスイングを固めましょう)
「目からウロコ」の大発見や、新しい自分に出会えるかもしれません。
野球経験者でドライバーが200ヤードのスライスしか飛ばなかった人が、シャフトの調子(キックポイント)と硬さを見直したら、ストレートの250ヤードに!
なんてこともあるかもしれません。
クラブフィッティングとは?|受ける前に知っておきたい基本知識
ヘッドやシャフトを2~3種類ずつ試打し、データをもとに比較
希望にあったヘッドやシャフトをフィッターさんが選んでくれます。
騙されたと思って、とりあえず打ってみましょう。
素直な印象や感想を伝えることが自分に合ったクラブ探しの第一歩。
自分のスイングやクセに合ったクラブを探せる
スイングを数回見たら、その特徴や癖からどんな特性のクラブが合うか、だいたい分かるのがプロのフィッターさんです。
ショットの結果をフィッターさんと意見交換しながら、次に試すクラブを提案してくれます。
自分の振り感や打感の印象など、感覚的な相談も気軽にできる
「打球が右に飛んだ」とか「出球が低い」、「ダフッた」などはショットデータでも分かります。
データでは、その原因すらある程度は把握できますから、そうなりにくいクラブを探しましょう。
そして、「打感が柔らかい」や「カチーンッていう打球音が高くて好みじゃない」など、感覚的なことも素直にお伝えすると、また違うクラブを試させてもらえるでしょう。
買う/買わないは個人の自由
フィッティング費用として、数千円がかかることはよくあります。
フィッターさんからの提案がイマイチなこともあるでしょう。
気に入らなければ、無理せずに断りましょう。なんの問題もありません。
ドライバーだけ/ウェッジだけなど、部分的なフィッティングも可能
キャディバッグに入れる14本のクラブの連動性が合っているほど違和感なく打てると思いますが、買い替えの予算やその時の課題に合わせて、部分的な相談も可能です。
「ウェッジの溝が減ってきてスピンがかからない」となれば、ウェッジだけを視野に入れてクラブ選択をしましょう。
フィッティング前の準備|納得の結果を得るための3つのポイント
目的と悩みを明確にしておく
「飛距離を伸ばしたい」「球がつかまらない」など、クラブを変えることによって何を得たいか?など、具体的な相談ができるように考えをまとめておくと、より有益なフィッティングになります。
身体の調子は“ベストの7〜8割”がベター
「身体がイチバン回ってます」のベスト状態にクラブを合わせちゃうと、いざ使うときに苦労します。
早イチや冬場などを含めて、現実的に使いやすいクラブを作った方が扱いやすいです。
一流どころのツアープロもシーズンオフ期間に新シーズンのクラブを試すことも多いそうですが、オフ期間や冬の屋外でクラブを決めることは難しいといいます。
あらかじめ予算感を持っておく
新しくローンチされたクラブや市販の最新モデルは事前に価格帯を調べておくと、比較検討しやすく購入検討に便利です。
例:アイアンセット+ウェッジを注文するなら○万円、アイアンだけなら△万円など。
フィッティング当日の心得|気持ちよく有意義な時間にするコツ
最初の挨拶から気持ちよく
最初の挨拶で印象アップ!
初めましてのフィッターさんとは「課題解決のパートナー」として仲良くなっちゃった方がお得です。
お客さんとて、いろいろ教えてもらったり協力してもらった方が良いのは当たり前です。
ミスショットは気にしない
いろんな特性のクラブやシャフトを打つので、同じショットは出にくいです。
打ち続けると疲れも出てきます。
最初は緊張もすると思いますが、できるだけ普段通りのスイングをすることを心がけましょう。
追加のリクエストや要望はほどほどに
理想のクラブが見つからないからといって、アレもコレもと試打させてもらうことは控えましょう。
必要以上に時間がかかり、決められた時間内に収まらないと最後までフィッティングできない可能性もあります。
結婚や家の購入と同じように(?)、7~8割の納得感をもって選択して次に進むのがベターです。
フィッティング後のポイント|冷静に判断するために
フィッティングの振り返り
実際にクラブを使いこなせそうか? 印象に残ったポイントは何か? 一度アタマを冷やして整理してみましょう。
後悔のないフィッテングとクラブ選択ができましたか?
見積もりと予算の照らし合わせ
事前にイメージをもっていた予算感や、価格調査のイメージと見積り額を比較しましょう。
メーカー純正品そのものだったり、同じスペックなら「ネット購入の方が安い」なんてことになったらガッカリです。
ダメ元でも価格交渉を
まとまった金額の高額注文の場合、ボールやグローブの”オマケ”サービスがつくことも。
「今の現金払いの購入だったら、もう少し値引きはできますか?」など。
最初の印象操作もこのためです笑
購入や注文は慎重に
勢いも必要ですが、勢いだけで決めずに冷静に考えましょう。
高額なクラブ購入ですので後悔のないように。
趣味や遊びとはいえ、ゴルフクラブのフィッティングは単なる道具選びではありません。
「もっと気持ちよく振れる」
「自分のスイングを信じられる」
——そんな喜びを得るための、大切な一歩です。
少しの準備と心構えが、あなたのゴルフを大きく変えるかもしれません。
ぜひ、あなた自身のスイングと向き合いに行ってみてください。
この記事を書いた人Wrote this article

kyosuke
Swing&Savor54(スイセイ ごーよん)の編集人にして埼玉在住のアラフィフ サラリーマン。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老の日常を発信していきます