
雨のゴルフもウデの見せどころ
地元、子供の少年野球で知り合った父仲間たちとの恒例コンペで、群馬県の伊香保国際カンツリークラブへ行ってきました。
8月のお盆前、一週間前から雲雨マーク。
なぜか突然に梅雨前線が復活し、南海には台風も発生で、当日の朝からしっかり雨。
それでも「やめようか」という声は一切なし。 逆に、
「夏場の少々の雨は涼しくてちょうどいい」
「1mmくらいならレインウェアと傘で十分対応できる」
――そんな“雨も楽しむ”のが我々のスタイルです。
グリップや手元を乾かすタオルを多めに持ち、ショット前のルーティンを丁寧に。
雨を制するのもゴルフの一部、そんな話をしながら雨の中でもうまく回れるようにスタートしました。
今回に回るのは伊香保コース→赤城コース。
前半:実はパー35の伊香保コース
まずはアウト9ホール・Par35の伊香保コースから。
距離は短めということで、雨でも「今日はまとめられるかも?」という淡い期待が胸をよぎります。

…ところが初手の1番(このハーフ唯一のPar5)でまさかのダボ。
ティーショットは右の斜面に落とし、隣のホールへ。
1番ホールに復帰してグリーン周りに運びたかったはセカンドショットは気に当たり真下に。。
。
ダボスタートの後はパーとボギーの繰り返しで、安定…とうか、良くも悪くも単調な展開。
ショートホールでは会心の当たりが続き、2ホールともピン2~3mにピタリとつけてニアピンをゲット。
しかしバーディパットは決まらず、いずれもパー止まり。
グリーンは雨で転がりが抑えられショートばっかりでした。

前半は41(パット18)。手応えと悔しさが半分ずつ、というところ。
伊香保コースの“次回のための”攻略法
- ティーショットはマンぶりで:各ホールの左右やOBが少なく、リキまず飛ばしにいってみよう。
- セカンドショットは丁寧に:ツーグリーンで小さめなグリーンはバンカーを避ける方針で。
- カップオーバー前提のタッチ:スティンプ8ヤードで気持ち重めでショートしがち。
雨ラウンドではランチの楽しみも増す
雨の日にラウンドすると、お昼の食事のメニューの楽しみは倍増です。
地産名物の水沢うどんなど、美味しそうなメニューが豊富でしたが、この日の選択は「伝統の鶏の鉄板焼き」。

熱々の鉄板に乗ったローストチキンがテーブルに届くと、視覚と音でテンションが上がります。
自分で特製ソースを回しかける演出もあり、ジュワ~~ッと香ばしいソースの湯気。
隣席から「美味しそう!」と声が上がるほどの演出で、食欲スイッチが一気にオン。

外はこんがり、中はジューシー。
濃厚なのに後味は軽いので、ご飯が進みつつ午後のプレーに響かないのが嬉しい。
雨のラウンドに、しっかりエネルギーチャージできました。
後半:アップダウンが楽しい赤城コース
インの赤城コースは、3コース中でも距離が長く高低差も大きい設計。
各ホール、ティーショットからグリーンまで目線を上下させられ、クラブ選択と狙う落としどころが難しい。
特に印象深いのは距離は175ヤード、約34ヤードを打ち下ろしている8番。
新調したG440ハイブリッドの5Uを持ちたかったところですが、打ち下ろしがスゴすぎなので、6番アイアンを選択。
「乗ればいい」というショットはトゥ側に当たって、ヘロヘロ飛んでいくも手前のダウンスロープに。
キレイなキックでグリーンをキャッチしました笑
。
そして締めの9番Par5、ティーから見える景色は狭く見えて、セカンド以降の落としどころを外すとパーオンの絵が描きづらい。

レイアップの位置を1打目の段階から逆算しておけば、もっと楽に寄せワンのチャンスを作れたのか?と、初見ならではの悔しさが残りました。
フェアウェイ脇に連なる桜の木を見ていると「春に来たら絶景だろうな」と想像が膨らみます。
後半は43(パット17)、合計84・パット35でコンディションに対しては納得のラインでした。
赤城コースを楽しむコツ
- 打ち上げは上げに行かず、打ち下ろしは自然に:素直なショットの飛球線をイメージして落としどころを狙っていく。
- 見た目に惑わされないように:ティーショットの景色やショットの落としどころなど、目線に惑わされず自分のショットに集中。
- 戦略性を楽しむ:コース設計の意図を感じながら、隠されたワナを見て設計者と対話する。
雨の日ラウンドの準備
- グローブは最低2〜3枚持ち:各ハーフ毎に2枚ずつあると比較的安心。
- タオルは“クラブ用”と“手元用”を分ける:乗用カートの天井に1枚下げ、傘の骨に1枚下げる。
- ショット前の“水切り”:打つ前にフェース面の水滴を軽く拭ってから。初速が安定します。
- ティーアップは少し高め:雨でぬれた芝はランが出にくくスイングも乱れるためキャリー優先。
ホスピタリティも満点:設備と気配りが心地よい
プレー後に戻ったクラブハウスは、重厚感のある欧風の落ち着いた雰囲気。
ロッカー室は十分な高級感でしっかりしていて、レストランの天井は高く格式を感じます。
雨でキャンセルが出た枠に時間を早めてスタートさせてもらったりの調整もしてもらいましたが、
スタッフの方々の声掛けや案内も丁寧で、マスター室の方には
「3組とも早いですねー。」と声をかけて頂くなど、終日気持ちよく過ごせました。
リベンジ確定、また訪れたくなるゴルフ場
戦略性の高い伊香保コース、アップダウンと距離感が楽しい赤城コース、そして名物ランチに代表される充実のクラブライフ。

コスパもよく、雨でも十分楽しめ、学びの多い一日でした。
次回は晴天の下で、特に赤城の9番を事前研究+マネジメントで攻略したいところ。
春には桜、そして近隣の伊香保温泉もセットにできるロケーションで、ゴルフ旅行にも最適です。
この日の帰りには車で5分の水沢うどん街道に立ち寄り、水沢うどんとあげうどんのお土産を買って帰りました。
「天気の良い日に、もう一度リベンジしたい」
――その気持ちが強く残る、また訪れたくなるゴルフ場でした。
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kyosuke
Swing&Savor54(スイセイ ごーよん)の編集人にして埼玉在住のアラフィフ サラリーマン。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老のゴルフ体験を発信していきます