
ゴルフ歴は30年。
学生時代に父の影響で始め、一時は80台で回ることも珍しくなかった。
しかし結婚や子育てでゴルフから遠ざかり、この数年は体力も低下してスコアが100前後で停滞。
ラウンドも楽しみではあったが、どこか物足りなさを感じていた。

そんな私が2025年3月、インドアゴルフ練習場に通い始め、レッスンを受けず独学で半年後に自己ベスト76を達成することができた。
ここで、その過程や流れを紹介したい。
インドアゴルフ練習場に通い始めたきっかけ
スイングに迷い、アプローチの度に不安を抱えていた。
子育ても一段落し、「もう一度ゴルフに真剣に取り組んでみようか」と思ったのがきっかけだった。
そんなタイミングで会社近くに割安なインドア練習場がオープン。
これなら通勤途中で続けられるかもしれないと思い、即断で入会を決めた。

レッスンを受けず独学を選んだ理由
スポットでレッスンを受けた経験もあったが、プロによって指導内容は異なり、YouTubeやネットでも情報やアドバイスはバラバラ。
スイング理論には流行り廃りもあることに気づき、「良いスイングは一つではない」と確信した。
ならば自分に合った再現性の高いショットを追求してみようと、楽しみを増やすためにも独学で挑むことにした。
レッスン付き施設より費用を抑えられるのも大きな理由だった。
インドアゴルフの効果|スコアアップを実感できた理由
天候に左右されず毎日練習できるメリット
屋外練習場では天候や季節に左右されがちだが、インドアなら快適に集中できる。
真夏に汗だくになることはなく、真冬でも気軽に練習できることは、継続しやすい環境そのものだった。
結果的に「続けられる仕組み」が、半年間で大きな差を生んだ。
シミュレーターでスイング分析・データ比較が可能
ハイエンド機種ではないものの、私が通うインドア練習場のシュミレーターは弾道データやスイング映像を確認するには必要十分。

アドレスや力の入れ具合で弾道がどう変わるかをその場で客観的に確認できるのは、独学には欠かせない情報であった。
実際のラウンドでも屋外練習場と比較しても印象に大きなズレはなく、安心して活用できた。
短期間で上達できる練習環境の特徴
私が通っている施設では1日で55分×2コマが打ち放題。
球数を気にせず練習できるため、毎回テーマを決めて取り組むことができた。
「今週は脱力アプローチ」、「今日はスイングのテンポ重視」とテーマや課題を細分化し、試行錯誤を重ねることで確実に変化を積み上げられた。
インドアゴルフ独学の練習法|自己流で工夫したポイント

スイング矯正で意識した改善方法
私の最大の課題は「スエー」だった。
スイング中に身体が左右に動くため、チーピンと大スライスの両方が頻発。
どうにもコントロールしきれなかった。
そこでスタンスを狭めて軸回転を意識しながら練習することから始め、当初は(というか今も)飛距離よりも方向性と再現性を優先した。
その後は「脱力」をテーマに、アドレスからグリッププレッシャーを極端に弱めることでミスショットを減らすことに成功。
さらにテイクバックを上げる角度によって球筋やショットデータがどのように変わるか?を色々試し、データをもとに自分に合う形を探っていった。
アプローチ上達のために取り入れた練習法
スコアメイクの鍵はアプローチ。
そこで最初の練習は右肘を身体につけ、クラブやヘッドの余計な動きを抑えながら打つ練習を開始。
その手ごたえを感じつつ、50度ウェッジで「1~5ヤード」を打ち分ける練習を繰り返した。
さらに100ヤードを軸に、75ヤード、50ヤード、30ヤードの距離の打ち分けができるように練習。
すると、ショットの出球の高さとスピードから距離感を出すイメージが湧くようになり、グリーン周りの精度が格段に向上した。
ザックリ、チャックリ、トップにポッコン、、グリーン周りのミスが劇的に減ったのだ。
データ活用で自分に合ったスイングを構築
シミュレーターを使い、アドレスの立ち方やスイング軌道をアップライトとシャローで打ち分けた時の弾道や飛距離の違いを徹底比較。

その検証を繰り返した結果、ようやく自分の体に合った再現性の高いスイングを見つけることができた。
半年間の成長記録|スコア推移と上達の過程
実際のスコア推移を振り返ると、上達の過程がよくわかる。
日付 コース | スコア | ひと言 |
---|---|---|
25/1/27 埼玉国際CC | 103(50/53) | 停滞期 |
25/3/5 | ★★★ | インドア練習開始 |
25/5/5 美里GC | 97(47/50) | インドア開始 2ヶ月 |
25/5/26 岡部チサンCC | 90(44/46) | 90切りへ |
25/7/7 アドニス小川CC | 84(45/39) | 効果を実感 |
25/8/8 日高CC | 96(49/47) | グリーンに苦戦 |
25/8/10 伊香保国際CC | 84(41/43) | 効果を確信 |
25/8/16 さいたま梨花CC | 76(37/39) | ベスト更新 |
わずか半年で「停滞期の100ペース」から自己ベスト「76」へ。
ラウンドのリアルなスコアで振り返ると、インドアゴルフの練習がいかに効果的だったかがはっきりと分かる。
インドアゴルフ練習場の費用と費用対効果
月額1.2万円で毎日打ち放題の練習できる環境
利用している練習場は月額1.2万円。
55分/コマを1日2コマ利用可能で、平日は仕事前や帰宅時に立ち寄って打っている。
「シュミレーション機器がハイエンドでないから安くサービスできる」と聞いたが、
バーチャルコースでのラウンドもできるので飽きることなく通えている。
休日は都合に合わせて時々、ライフスタイルに合わせて通って継続中。
屋外練習場やレッスンとの費用比較
週1回の屋外練習では1球ごとの課金で2,000円程度かかるだろうか。
月換算すると約8,000円。
レッスン付きインドア練習場やシュミレーションゴルフ施設はメニューや内容によって月2万円以上も珍しくない。
その点、私の一人独学インドア練習場は1.2万円で毎日打てる。
費用対効果やコスパの高さは申し分ない。
練習方法 | 月額目安 | 特徴 |
---|---|---|
屋外練習場(週1回) | 約8,000~10,000円 | 1球ごとの課金、 季節により暑い・寒い |
レッスン付き インドア練習場 | 2万円~ | プロのレッスンあり、 費用は高め |
独学インドア練習場 (私パターン) | 12,000円 | 毎日打ち放題、 エアコン22~25℃設定 |
これからインドアゴルフを始める人へのアドバイス
中級者、アベレージゴルファーは独学でも十分にスコアアップは可能でしょう。
ただし、自分で課題を見つけ、試行錯誤して工夫と改善のトライ&エラーを繰り返す姿勢は大切です。
そして「継続」するこそ必要な要素だと思うのです。
小さな課題を一つずつ解決し、再現できるようになると目に見えて上達につながるでしょう。
もし興味が湧いたなら、まずは体験から始めてみてはいかがでしょうか。
私自身も最初の一歩を踏み出したことで大きな成果を得られました。
新しいことを始めるには「思い立ったが吉日」、すぐに一歩目を出すのが重要な要素。
とりあえず、で気軽に体験してみる・申し込んでみることから始めてみて欲しいです。
その一歩があなたの上達やスコア改善に向かうでしょう。
いつもラウンドする仲間や会社の人に「え~っ」「おお~っ」と言わせてみませんか?
この記事を書いた人Wrote this article

kyosuke
Swing&Savor54(スイセイ ごーよん)の編集人にして埼玉在住のアラフィフ サラリーマン。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老のゴルフ体験を発信していきます。練習環境をインドアゴルフに変えてから、シーズン平均スコアは100→87に激変中。なぜ?を備忘録として残しています。
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