アプローチは「落としどころを考えない」のが正解だった|ざっくり・チャックリはアラフィフで卒業!

アプローチは「落としどころを考えない」のが正解だった|ざっくり・チャックリはアラフィフで卒業!
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私の近年のゴルフ人生を振り返ると、アプローチショットはいつも頭の痛い問題でした。

特にこの数年はアプローチが全く打てず、練習場で相談してレッスンを受けたプロからも

「それはイップスなんじゃないですか?」

と心配されるほど。

ラウンド中、グリーン周りまでは順調に来たのに、肝心のピンに寄るか寄らないか、

いや、そもそもボールにしっかりコンタクトできるか…の不安でラウンドの楽しみも半減していました。

事後はまるで4パットでもしたかのようなメンタルです。

ザックリ、チャックリ、ダフッて、ポッコン…。

1ラウンドで何度も、同じシチュエーションで同じミスを繰り返してしまう。

あの一瞬、シーン・・となりません?

あの時の独特な感情、本当に何とも言えません。。

アプローチ

試行錯誤の日々、そして迷宮入り

どうすればアプローチが上達するのか。

雑誌やネット、そしてレッスンで様々な情報を試しました。

立ち方ボールの位置を変えてみたり、

グリップ圧を弱くしたり、逆にしっかり握ったり、

左手の指三本キュッとで握ってみたり、

ヒールを浮かせてトゥ側を滑らせるように打ってみたり。

「パターのように打てばいいんだよ」とアドバイスされて、試してみたこともありますが、

「パターのように打て」と言われても、そのパターだってダフったり、トゥ側で打っちゃったりして、安定したストロークなんてできないんですから(笑)

グリーン周りでアドレスに入っただけで、ボールの手前の芝にヘッドが刺さるイメージが頭から離れない。

そんな余計なプレッシャーから、ヘッドを上げられず、テークバックもまともにできない状態。

アプローチショットのリズムなんて、あるわけもありません。

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劇的な変化をもたらした二つの気づき

そんな私に、光明が差したきっかけが2つありました。

1.右肘を身体につけて、前傾姿勢を維持すること

 アドレスで右肘を身体につけて、そこを支点にしてスイングするようにしたんです。

そして前傾姿勢を維持したままスイングするようになり、フェースの動きに無駄が無くなったようで、インパクトのバラつきが極端に減りました。

2.「1ヤード」アプローチ練習

 さらに練習で効果テキメンだったのは「1ヤードのアプローチ練習」です。

キャリーでわずか1ヤード先に落とす練習は、グリップ圧やスイングのリズムを見直すのに最適でした。

力みですぐにミスが出てしまうので、グリップ圧からスイングのテンポから、徹底的な脱力を意識するきっかけになったんです。

逆転の発想!「落としどころ」を考えない

そして、これらの練習を続けるうちに、私の中にある逆転の発想が生まれました。

それが「アプローチショットは落としどころにこだわらない」ということです。

実は、落としどころを強く意識しすぎて、無駄に体が硬くなり、ヘッドを上げられず、テークバックが小さくなって、ショットのリズムも悪くなってしまう。

これこそが私のアプローチのミスの原因だったのです。

では、どうやって距離感を合わせていくのか?

たどり着いたのが、「打ち出しの高さと球速」で距離感を合わせるという考え方です。

落としどころを漠然とイメージしたら、あとは「こんな球筋にしたい」というイメージに集中する。

その球筋になるように、高さと球速を計算して、ウェッジの振り幅やヘッドスピードを考えて打つ。

落としどころをピンポイントで狙うよりも、曖昧に打てる分だけ考えすぎずに打てる。

このシンプルな視点の転換が、アプローチを劇的に安定させてくれました。

グリーン上のパターでも、トッププロは「打ち出しのボールスピードをイメージして距離感を出す」って言いますね。

110ヤード以内は50度ウェッジ1本

ちなみに、私は110ヤード以内のアプローチは全て50度ウェッジ1本でやるようになりました。

以前は56度も使っていましたが、インパクト時にヘッドがボールの下を潜って距離が安定しなかったり、打点が不安定で縦の距離感が合わないことが多かったからです。

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インドアの練習場に通い始めて”ポンポン”打てる練習環境もあり、

50度ウェッジで様々な打ち出しの高さや球速を出す練習をしました。

もし、あなたがアプローチで使うクラブに迷っているのであれば、少しロフトの立ったクラブで距離感を出す練習を試してみるのも良いかもしれません。

ゴルフは「考えすぎ」を手放して上達する

アプローチに限らずですが、もしかしたら私と同じようにアドレスに入ってからの「考えすぎ」によってミスショットを誘発していませんか?

考える事がゴルフの一つの楽しみでもありますが、アドレスに入ってからの考えは”迷い”です笑

「落としどころを意識しない」という逆転の発想は、アプローチが苦手な「私」を卒業させてくれました。

5ヤード刻みのアプローチ練習をする時など、ぜひ「落としどころ」ではなく「球の高さ」と「速さ」を意識して打ってみてください。

シンプルに考えるだけで、ゴルフはもっと楽しくなります。

「アプローチからショットを作る」なんていうこともありますが、この考え方に至ってから、ドライバーのティーショットも、セカンド以降のアイアンショットも安定するようになり、スコアアップに大きく効果が出ています。

ぜひ、トライして欲しいと思っています。

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kyosuke

kyosuke

Swing&Savor54(スイセイ ごーよん)の編集人にして埼玉在住のアラフィフ サラリーマン。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老のゴルフ体験を発信していきます

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