
トゥ側アプローチを自分のものに!今日から始める実践練習法
前回の記事でご紹介した「ウェッジの芯外しアプローチ」、
その理屈に「なるほど!」と納得いただけた方がいらしたら嬉しい。
でも、私の根本として理解と実践は別物。
ゴルフは“体で覚える再現性のスポーツ”です。
今回はフェースの芯を外すトゥ側アプローチを習得するための具体的な練習方法と、実際のラウンドでの活用ポイントを私の練習を交えてご紹介します。
私はグリーン周りから110ヤード以内は50度のウェッジ1本が基本なので、50度を使います。

構えとスイングのコツ:まずは考え方
構え方のポイント
クラブをゆるゆると短く握る:クラブは指2~3本分短く、極力軽く握ることで余計な動きを抑え、操作性がアップします。
ヒールを浮かせて構える:アドレスでは少しボールに近づいて立ち、シャフト側を少し浮かせてトゥ側を地面につけるようにします。これで自然にトゥ側ヒットの準備が整います。
フェースは開かない:フェース面はスクエアに構えてフェース面を安定させ、出球の方向性をターゲットに近づけます。
ヒールを浮かせて構える:アドレスでは少しボールに近づいて立ち、シャフト側を少し浮かせてトゥ側を地面につけるようにします。シックリこない場合は、コレも加えて自然にトゥ側ヒットの準備になります。
ストロークのコツ
手首は使わず、体の回転で打つ:手首は無駄に動かさず、肩と腕を連動させた身体の動きでストローク。
トップをつくる:バックスイングを上げたら、トップで少し間を取るくらいのイメージでゆっくり振る。
振り幅はコンパクトに:「5時〜7時」くらいの振り幅で1~2ヤードから練習。まずはコンパクトに振って安定感を身につけましょう。
ボールの下を撫でるように:打ち込まず、ソールを芝に滑らせてフェースでボールの下を潜らせましょう。

自宅&練習場でできる!おすすめ練習法
自宅編
マーカー or ティーを打つ練習:絨毯やマットの上にマーカーやティーを置いて、それをトゥ側で狙い打つことで、狙ったポイントにヘッドを落とし滑らせて潜らせる感覚を養います。
タオル練習:ボールの手前にタオルやハンカチを敷き、タオルを打たずにボールだけ打つ練習で、ザックリ防止を目指します。
練習場編
短い転がし練習からスタート:最初は1〜3ヤードの転がしから。細かいことを考えすぎず、落としどころと方向性を重視する。
少しずつ振り幅を大きくする:徐々に振り幅を広げて5ヤード刻みなどから、距離のバリエーションを増やす。
出球の高さと速さをつくる:慣れてきたら、ボール落としどころを決め、ボールの位置やふり幅を変えて、イメージした打球の高さと速さで打つ練習をする。
アプローチの距離感は打ち出しの高さとボールスピードでコントロールします。
コースで使うためのヒントと注意点
どんな場面で有効?
グリーンエッジ〜ピンまでが近い場面:高く上げずに、ひと転がしで寄せられる場面で効果的。
芝が薄い or ベアグラウンド:ヒールが浮く構えのため、地面に刺さりにくく、ザックリを防ぎます。
安全に寄せたいシチュエーション:池やバンカーを避けたい時にも、浮かせて確実にグリーンに乗せられます。
実践時の注意点
簡単なライから始める:練習ラウンド中に平らな場所、転がせる状況から使いましょう。
リスクの高い難しい場面では使わない勇気や状況判断も大事です。
素振りで感覚を再確認:打つ前にトゥ側で素振りを数回し、フェース面の安定感やヘッドの抜けを確認しましょう。
「引き出しの一つ」として活用:全ての場面で使える万能技ではありません。
他のアプローチと使い分ける意識を持ちましょう。
練習を習慣にして、「寄せワン」の精度を上げよう!
トゥ側アプローチは、ミスを防ぎ、安定したアプローチを可能にする強力な選択肢。
一つでも確実に乗せ、確実に寄せるアプローチがあるとラウンドも楽しくなります。
私もこの打ち方を習得してからアプローチでの大失敗が劇的に減りました。
プレッシャーの少ない構えとシンプルなスイングで、自信を持ってボールに向かえるようになったんです。
練習はシンプルで、家でも可能。
ザックリやトップが激減。
再現性が高く、スコアが安定。
私もゴルフ仲間から「急に上達しててビックリ」と言われてスコアアップの実感が湧きました。
この喜び、ぜひあなたにも体感してほしいと思います。
次回のラウンドや練習から、ぜひ「トゥ側アプローチ」を取り入れてみてください。
あなたのゴルフが、もっと楽しく、もっと幅が広がるきっかけになりますように!
この記事を書いた人Wrote this article

kyosuke
Swing&Savor54(スイセイ ごーよん)の編集人にして埼玉在住のアラフィフ サラリーマン。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老の日常を発信していきます
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アプローチのミスを劇的に減らそう|ピンそば確率を上げるウェッジの「芯外しアプローチ」
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