
「今のクラブ、もう10年選手だなぁ」と思いながらも、なんとなく使い続けている方、多いのではないでしょうか。
私もかつてはそんな一人でした。
それが大きく変わったのは、「ゴルフ5プレステージ」でフィッティングを受けたとき。
実際に自分のスイングをリアルに分析し、それに合わせてクラブを提案してもらうという経験は想像以上にドキドキワクワク、刺激的で新たな気づきの連続でした。
フルフィッティングで得た“安心感”
以前から私は引っかけに悩んでおり、アイアンでもフックやチーピンが頻発。
スイングに無駄な動きも多かったので、プッシュアウトもスライスも出るゴルファーでした。
打った瞬間に「あぁ~」という球がラウンド中にも何度もありました。
フィッターさんに希望を伝え、実際に試打用クラブを打って、捕まりを抑えたヘッドと、自分のテンポに合ったシャフトを選んだ結果、左へのミスが減ったんです。
これは感動モノでしたね。
大きな左のミスが無くなれば、ケアするのは右曲がりだけなので考える事も少しシンプルにできます。
結局、そのときはアイアンだけでなく、ドライバーからユーティリティ、ウェッジ、パターまで一式を揃えました。
思い切った決断でしたが、結果的には“クラブ全体の連動性”という意味で非常に良い選択だったと感じています。
スイングの感覚がクラブごとに大きく変わらず、同じように安心して振れるようになったのです。
ヘッドとのバランスやクラブ重量、シャフトの振動数を重視しているのがシャフトメーカーのUSTマミヤですね。
シャフトでここまで変わるのか…という衝撃
特に印象に残っているのが、シャフトの違いによる球筋の変化。
正直、それまでは「SかRか」「カーボンかスチールか」「重いか軽いか」くらいの違いしか意識していませんでした。
しかし実際に試打を繰り返すと、同じスイングでもシャフトのしなり具合やキックポイントによって、打ち出し角もスピン量も変わる。
そもそもの球筋が変わります。
その結果、弾道がまるで別物になるんです。
「これほどまでにシャフトが球に影響するのか…」と驚きましたし、それ以降は中古クラブを見るときにもヘッドよりもシャフトを真剣に見るようになりました。
中古クラブにもコスパの良さという魅力はあります。ただ、自分のスイングに本当に合っているかどうかは、やはり試してみないとわかりません。
「なぜか、このクラブだけフックが出やすい」とか
「ユーティリティだけは安定してまっすぐ飛ぶ」の理由や原因は
使っているクラブの特性がバラついているからかもしれません。
フィッティングは“上手い人”のものじゃない
「フィッティングって、シングルさんとか、上級者のためのものじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。
でも、実際にはむしろ“球筋が安定していないアベレージゴルファー”こそ、フィッティングの恩恵を受けやすいんじゃないかと思います。
まっすぐ飛ぶとか、ショットが安定しているとかではなく、
打ち方が安定している中級者やアベレージゴルファーにフィッティングに挑戦して欲しい。
自分のスイングの癖に合わせたクラブを提案してもらえるからです。
なぜなら、球筋が安定しないのはスイングではなくクラブのせいかもしれない。
高校野球をやってた男性が「ドライバーの飛距離は200ヤードです」とかって、シャフトを重く硬くしたら良くなりそうに思うんです。
私はフィッティング後、フックが減っただけでなく飛距離も安定し、ラウンド中の「今日は何番で打とうかな?」という迷いも減りました。
これはラウンド中の考え方にも大きなプラス。
ただし“今の自分”に合っているかは、定期的に見直すべき
…とはいえ、フィッティングは“1回やればOK”でもありません。
最近、インドア練習場でコツコツスイング改造をしていたところ、ショットの安定感が増しました。
良いことなのですが、その反面で以前に選んだ「捕まりにくいアイアン」が今では“捕まらなさすぎる”状態に。
特に7番アイアンの150ヤードくらいの距離で、球が右に抜けてしまうことが増えました。
芯を食っている感触はあっても、どうも球に力がなく、飛距離もバラつきがち。
なんとも歯がゆい状況です。
「そろそろ、セッティングを見直してみようかな…」
そんな思いが日ごとに強まり、再びフィッティングを受けようと思ったわけです。
次の狙いはユーティリティ。そして再セッティングへ…
今後に受けるフィッティングでは、170〜200ヤードの安定感を高めるためにユーティリティを中心に見てもらうつもりです。
9番ウッドを入れていますが飛び過ぎて7番ウッドと同じくらいの距離で、5番アイアンはなかなか当たらない。。
5番アイアンを抜きたいんですね。
110ヤードからグリーン周りのアプローチは50°ウェッジでまかなえているので、200ヤード弱をしっかりと改善したい。
そして、予算内に収まればアイアンやドライバーの見直しも含めて、“第二のフルフィッティング”を考え中。
その時の自分に合わせて、クラブもアップデートしていく。
その次はカーボンシャフトよね、きっと。
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kyosuke
Swing&Savor54(スイセイ ごーよん)の編集人にして埼玉在住のアラフィフ サラリーマン。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老の日常を発信していきます