ギア&フィッティング調査室|中級者がスコアを変えるクラブ・セッティング戦略

同じ道具やクラブを使い続けるほど、道具の進化に気がつかずに「最近の道具って、こんなに違うの?!」と痛感することがあります。

フィッティングの精度、クラブの選び方、そしてパターを抜いた13本のセッティング全体のバランス――。

ちょっとしたことで、意外とスコアがギュギュッと縮まることだって珍しくありません。

フルセット

あなたのスイングに合ったクラブを使っていなければ、なかなか良いショットは出ませんし、安定感だって増すことはないからです。

このページではゴルフ歴だけなら30年、アラフィフ中級者と自負する私自身が体験したギア選びとセッティング改善をベースに、

「ギアの本当の選び方」

「フィッティングで得られる気づき」

「中古市場との付き合い方」

など、徹底的にまとめます。

クラブでスコアは変わる|中級者こそ陥りやすい“自己流セッティング”のワナ

ゴルフクラブは「慣れたものが一番」と言われますが、 中級者が伸び悩む理由のひとつに、“慣れすぎたギア”もあるのをご存じでしょうか。

特に40〜50代にもなると、気がつかなくてもスイングのテンポ・体力・ヘッドスピードに変化が現れるでしょう。

その変化に合わせてロフトやシャフトのセッティングを見直すだけで、 弾道・距離・方向性が劇的に安定することがあるのです。

私の場合、どうにも苦手だった180ヤード前後の5番アイアン

打球がまともに上がればスッポ抜けて右ペラ、ストレートに飛ぶのはトップしてチョロの時くらい。

少し長めのショートホールやミドルホールのセカンドではクラブ選択の時点から迷っていましたが、ping G440 5Uを入れてからは簡単に安定して球が上がるようになってクラブ選択に迷いがなくなりました。

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安定したのは球筋だけじゃなくて、メンタルも。

フィッティングで得られる“見えない違い”

「クラブ選びって、本当にフィッティングまでする必要ってあるの?」と、中古ショップで買い集めたクラブをキャディバッグに入れる人も多いでしょう。

しかし、実際にフィッティングを体験してみると、その違いは歴然。

スイング軌道・打点・シャフト挙動など、客観的な数字で“自分のスイングのクセ”に合わせてクラブを選べるのです。

ある意味、こんなに簡単に弾道をコントロールする手立ては他にありません。

フィッティングスタジオのイメージ

スライスばっかりだったユーティリティがクラブやシャフトを変えたら、きれいなストレートボールを打てるようになったりなんて、よくあるハナシ。

筆者が受けたフィッティングでは、

「飛距離よりも球を上げることを優先」

「打感は柔らかくて、低い打球音のヘッドがいい」

この2つにこだわって、フィッターさんにスイングを見てもらうことからクラブ選定を進めました。

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実体験レビュー|アイアン・ユーティリティ・ウェッジの最適化

アイアン:打感と操作性のバランス重視

本当はミスヒットに強い”寛容すぎる”アイアンを使いたいという本音もありますが、大きなヘッドは構えにくいので小ぶりで振りやすいヘッドを選んでいます。

いつかは寛容すぎヘッドに甘えることになるでしょう。

打感・構えやすさ・距離の安定性など、フィッティングや試打では自分の好みを最優先できます。

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ユーティリティ:中距離安定の要

私は、PING G440ハイブリッド(5U)の投入によって、全く対応できなかった 170〜180yで安定して「グリーンキャッチを狙える」クラブになりました!

G440 5U

球が上がってグリーンに届くというだけでもグリーンをとらえる確率は格段に上がりますw

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ウェッジ:90切りのパートナー

ウェッジこそ「操作性より安定感」。

私は基本的に50度ウェッジを多用し、ふり幅で距離感を合わせます。

フェースを開いてハンドレートに、、なんてやってた時にはアプローチイップスを疑われるほどでしたが、最近はグリーン周りまで届かせれば同伴競技者から、

「うまいよな~」

安定してボギーオンして100が切れるようになったら、次はアプローチの重要性が増してきますよね。

私の場合、PWまでのアイアンはセットで90g代の950H neoを使っていますが、50/56度のウェッジのシャフトはMODUS105 を使って安定して振るために敢えて重めにしています。

トゥ側アプローチを練習することで、芯を外して柔らかく寄せる距離感も武器にしましょう。

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雨具・小物・インソールまで“戦略的ギア”として見直す

天気や天候の影響を受けやすいゴルフですが、ラウンド中に快適さを得るほどラウンドしやすくなり集中できてスコアにも良い影響があるでしょう。

「ギア=クラブ」だけではありません。

インソール、レインウェア、グリーンフォークなど、細部の積み重ねがスコア安定に繋がります。

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中古クラブ市場と偽物対策

中古クラブのショップを上手く使えば、自分に合ったクラブやギアがコスパよく手に入ります。

一方で、並行輸入品や偽ブランド・偽クラブが存在することも事実です。

個人的には、フリマサイトでの「新品なのに価格が安すぎる」クラブは要注意だとにらんでいます。

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まとめ|道具は“感性”と“データと相性”で選ぶ時代

ゴルフクラブは得意に、「勘」だけではなく「データ」をふまえて選ぶ時代です。

TrackmanやGC Quadなど、ショットの分析ソフトやアプリケーションが発展して進化している今ドキだからこそ。

スマートゴルフのショットデータ

自分のスイング特性を理解し、最適なセッティングを構築することで、 40〜50代を過ぎても飛距離・安定性・スコアすべてを更新できます。

私も、新しいクラブを手に入れてから道具との向き合い方が変わって、さらにゴルフが楽しくなりました!

「格好から入る」、「道具から入る」なんてことも楽しむ秘訣ですね。

自分のショットデータを見てみたい場合は、インドアシュミレーション施設の無料体験もオススメです。

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