
「芯で打たずにトゥ側で打つアプローチ」意外と知らない“トゥ側”のコツ
グリーン周りのアプローチ、どうも安定しない…
練習場では打ててるのに、いざコースに出るとザックリ、トップ、チャックリ、ポッコン…。
そんな悩み、ありませんか?
私自身、アプローチイップスを疑いたくなるほどで、打つ前のイメージで
寄せるどころかグリーンにも乗せられないことがラウンドの度にありました。
「芯でクリーンに打たないと」、「繊細なやさしいタッチで・・」
——そんな意識が強くなればなるほど、2回3回・・とチョロの連続。
ところが、あるテレビ番組をきっかけに考えがガラリと変わったのです。
有村智恵プロの番組でハッとさせられた
その番組はBS10『有村の智慧』。
この番組で、有村智恵プロに人気プロコーチ・目澤秀憲さんが話していた「アプローチは芯で打たなくてもいい」という言葉に、「あぁ~~」となりました。
有村プロにとっても気づきとなったようで、納得していたのが不思議で印象的で。
「あ、芯で打たなくていい、、」
長年の思い込みを覆すその言葉に、「ハイ・トウ デザイン」のHI-TOEウェッジの存在を思い出し、今まで知らなかったことの後悔と納得感に練習欲に掻き立てられるのでした。
番組内で紹介されていた“トゥ側で打つアプローチ”を自分なりに試してみると、その効果に知らなかったことに対する後悔。。
その「芯を外すアプローチ」の考え方とメリットを、私の学習と体験を備忘録に残します。
アプローチで芯を外す?——その理由と効果
飛びすぎを防ぎ、距離のコントロールがしやすくなる
芯を外すと、クラブからボールに伝わるエネルギーが弱くなります。
これにより、飛ばしにくい=オーバーしにくくなるんです。
この先端側で球を打つ。

特に30ヤード以内の微妙な距離では、「力加減」で打とうとすると加減しすぎたり、逆に強く入りすぎたりと、距離感が乱れがち。
トゥ側で打つことで、振り幅だけで距離を調整しやすくなり、再現性が高まるのを感じました。
フェースの開閉が物理的に抑えられ方向性が高まる
ヘッドの重心はフェースの中央〜ややヒール寄りにあります。
芯(スイートスポット)で打つと、ヘッドが自然と回転しやすくなります。
これがフェースの“開閉”に繋がり、方向性のブレを生みます。
しかしトゥ側(フェースの先端)で打つと、重心から離れる分だけヘッドが回転しにくくなります。
扉を開ける時にドアノブ側の端を押すと開けやすくなる——そんなイメージです。
結果としてフェース面の方向性が安定しやすく、狙った方向に打ち出せる可能性が高まるでしょう。
ザックリ・トップのリスクが激減してミスが減る
ボールに近づいてトゥ側で構えると、自然とクラブのヒール側がわずかに浮きやすくなります。
この状態だと、クラブが地面と接触する面積が小さくなり、芝の抵抗を受けにくい=少し手前から入っても刺さらず滑ってくれやすいんです。
また、トゥで打つ意識を持つことで、余計な手首の動きが抑えられ、パッティングのようなコンパクトなストロークになります。
これにより、ボールとのコンタクトが安定し、ダフリやトップのような致命的なミスが大幅に減りました。
パッティングのように・・とか強く意識するとまたミスが増えるんですが、、
これらのことが思った以上に安心感も与えてくれるんです。

トゥ側アプローチで得られる3つの“安心”
方向が安定する:フェースの開閉が抑えられることで、狙った方向に出やすくなる
距離感の再現性が高い:毎回同じような飛び方をするので、振り幅で距離を調整しやすい
ミスに強い:ザックリ・トップが起きにくい構えとスイングが自然にできる
最初は違和感があるかもしれませんが、慣れてくると「芯で打たなきゃ…」という呪縛から解放され、アプローチに対するイメージが楽しいものになるでしょう。
アプローチが変われば、スコアも変わる
“寄せワン”が決まるとスコアも気持ちも上向きますね。
このトゥ側アプローチは、一見すると特殊な打ち方に見えるかもしれませんが、実はゴルフクラブの重心設計や物理法則に沿った、非常に理にかなった方法なのです。
「アプローチは芯で打たなきゃ」という思い込みを手放せば、スコアメイクの壁はグッと低くなるでしょう。
次回は「どう練習するか?」を紹介!
「トゥ側で打つのはわかったけど、どう練習すればいいの?」という方へ。
次回はこの打法をどう習得していくか、私が試して効果のあった練習法を具体的に紹介します。
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この記事を書いた人Wrote this article

kyosuke
Swing&Savor54(スイセイ ごーよん)の編集人にして埼玉在住のアラフィフ サラリーマン。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老の日常を発信していきます