
ただ打つだけの練習から卒業。
40~50代の中級者アベレージゴルファーが身体への負担を少なくして、効率よく上達するための「70〜80球練習メニュー」を紹介します。
ただ打つだけの練習から卒業しよう
「あら、もう150球も打ってるじゃん」
ゴルフ好きなら、そんな経験が一度はあるはず。
でも、打った分だけ上達するわけではないのがゴルフの難しいところ。
ただ球数をこなすだけの練習では、「悪いクセ」まで身についてしまう危険があります。
今回は70〜80球を適量とし、しっかり成果を出すための練習メニューをご紹介します。
限られた球数でも「効率よく」「納得のいく」練習をする方法です。
70〜80球練習法の全体像
まずは全体の流れをイメージしておきましょう。
- ウォーミングアップ:10球
- 基礎固め:40球
- 課題克服:20球
- クールダウン:10球
これで合計80球。
これでも集中して打ったら、しっかり手ごたえのある練習になるでしょう。
①ウォーミングアップ(10球)
練習の入りはとても大切です。
最初の10球は、「体をほぐす」目的で軽めに打ちましょう。
無理にフルスイングする必要はありません。
肩や股関節の可動域を意識しながら、ゆったりしたリズムでスイング。
「今日はこんな感じかな」と体の状態をチェックする時間です。
ポイント:
- ショートアイアン(9番など)で軽く打つ
- ストレッチの代わりになるイメージで
- 力まず、脱力を意識
②基礎固め(40球)
練習の中心部分です。
特に中級者やアベレージゴルファーの場合、ここで「テーマを絞る」ことが上達の近道。
例えば:
- フェース向きの確認:打ち出し方向の安定のため「スクエアなインパクト」を目指す
- 体重移動の意識:スエーせずにしっかり左足に乗れているか
- スイングリズムの一定化:スイングテンポを揃える
私の場合は、8番アイアンで大きなフォームでしっかり打つことで、他のクラブにも良い影響が出ます。
ポイント:
- 同じクラブを使って、良いショットから良い感覚を身に着ける
- 動画撮影やミラーで良いショットのカタチをチェックする
- できれば「課題メモ」を作って可視化して残すと効果大

③課題克服(20球)
次は、自分の課題に向き合う時間です。
例えば:
- 苦手なアプローチ練習
- フェアウェイウッドやユーティリティの安定性アップ
- シミュレーションでラウンドイメージ
打ちっぱなしでも「1ホールを想定して、1球1球打つ」と実戦感覚が養えます。
ポイント:
- あらかじめ「今日の課題」を決める
- 成功率ではなく「感覚の習得」を重視
- プレッシャーをイメージしてメンタル面も強化
④クールダウン(10球)
最後の10球は、「良いイメージ」で気分よく終えるためのショットです。
練習の最後がミスショットで終わると、どうしても気持ちが引きずられます。
最後に集中を高め、軽めのスイングで「良い感触」を確認しながら終えましょう。
ポイント:
- 軽いスイングでリズムを整える
- ナイスショットで終わると気持ちよし
- 練習後と翌日以降の疲労感も軽減
テーマ設定のコツ
70〜80球に抑える場合、あれもこれもと手を出すと中途半端になります。
1回の練習で「1テーマ」を持つのが理想でしょう。
例えば:
- 今回は「アプローチ距離感」を集中的に
- 次回は「芯のインパクトと音」にこだわる など
小さなテーマの積み重ねが、結果として大きな上達につながります。
ポイント:
- 練習前にスマホのカレンダーアプリなどにテーマを残す
- 練習後に振り返りをメモして次回に生かす
- テーマは「できるだけ具体的」に
私の練習テーマは時々、X (旧Twitter)にアップしています。
まとめ:効率練習でスコアアップを目指そう
今回ご紹介した「70〜80球の練習メニュー」を実践すれば、限られた球数でも確かな手応えが得られます。
むしろ、球数を絞るからこそ1球1球に集中し、スイングが磨かれていくのです。
「150球打っても変わらない」と悩んでいる方こそ、ぜひ試してみてください。
次回の記事では、「練習後の身体ケア」についてご紹介します。
疲れを翌日に残さない方法を知ることで、より効率的に上達を目指しましょう。
この記事を書いた人Wrote this article

kyosuke
Swing&Savor54(スイセイ ごーよん)の編集人にして埼玉在住のアラフィフ サラリーマン。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老の日常を発信していきます