
つい打ちすぎてしまうアベレージゴルファーへ
「今日はしっかり練習しよ」
週末の練習場、気合を入れて150球、200球と打ちまくる。
「なんかイマイチ納得いかねーなぁ」、「こうか?」
気がついたら2時間以上打ち込んで150〜200球になってた。
——そんな日、ありませんか?
私、経験ありありです。
とにかく球数を打って「練習した感」はあるんだけど、上達してない/思う球が出ない。
そして、ふと思うのです。
「こんなに打ってもスコアは変わらない」
「むしろミスが増えて打ち方も分からなくなった」
さらに腰が痛くなり、翌日は肩が張ってて疲労感ばかりが溜まってる。
これ、アベレージゴルファーあるあるじゃないでしょうか。
これも楽しいんですが、、
なぜ「70〜80球」がちょうどいいのか
① 集中力の持続は限界がある
人間の集中力には限界があります。
特に「単調な動作」を繰り返せば、意識が薄れていくのは当然のこと。
練習の前半は「今日はここを直そう」と意識して打てるのに、100球を超えればボールを打つただの作業になりがちです。
結果、ミスショットが増え自信を失い気持ちもダウン。
集中力が持つ範囲で練習を終える。
これも一つの上達への考え方です。
② フォームの乱れは練習しすぎで起こる
打ちすぎると体力が削られ、無意識のうちにフォームが崩れます。
意識は「下半身リード」のつもりでも、疲れや集中力の低下から「手打ち」になってしまったり。
スイングが固まった中級者/アベレージゴルファーは基本が身についている分、無意識の乱れが悪い結果に直結します。
気づかぬうちに悪いクセを積み重ねてしまうのは避けたいところ。
疲れが出る前、疲れを自覚する前に終える。
それが“良い感覚”を体に染み込ませる秘訣です。

③ 「適量の練習」が感覚を研ぎ澄ます
あらかじめ球数を絞っておけば、1球の重みが変わります。
「あと数球しかない」と思えば、自ずと集中力が高まります。
さらに、練習前にテーマを決めて取り組むことで80球でも十分すぎるくらいの練習効果が得られるでしょう。
たとえば、
- 「今日はアプローチで距離感を掴む」
- 「インパクト時のフェース角を意識する」
テーマ練習+集中力の維持。
これだけで、質の高い練習になりますよね。
私が球数を減らしたら、こう変わった
実際に私自身、気がつけば150球、200球と打っていましたが、これまでの「量」から「質重視」に変えてみました。
結果、手ごたえは想像以上。
まず練習の後半でもフォームのバランスがとりやすくなりました。
というか、意図を持って1球1球打ち続けられるようになりました。
それだけでなく、当日と2日目までの疲労感も軽くなり。
逆にインドアなどで練習機会を増やせていて、「いい感じかも」と実感して次のラウンドが楽しみになる瞬間です。
まとめ:量から質へ。ゴルフ練習の考え方を変えてみよう
ゴルフの練習は「数を打たないと不安になる」気持ちとの戦いでもあります。
でも実際は「集中した80球」のほうが「惰性の150球」よりも効果が出やすいのです。
だから、これからの練習は「質」を意識してみませんか。
忙しい40〜50代ゴルファーにとって、時間の節約にもなり、身体への負担も減ります。
次回の記事では、実際に「70〜80球でどんなイメージで打ったらいいのか」をご紹介します。
ぜひ、こちらの続きとしてご覧ください。
この記事を書いた人Wrote this article

kyosuke
Swing&Savor54(スイセイ ごーよん)の編集人にして埼玉在住のアラフィフ サラリーマン。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老の日常を発信していきます