
インドアゴルフ練習場の会員になりたての頃、毎朝毎晩のように通い詰めて、ひたすら打ち込んでいました。
記事でも触れましたが、その結果は思わぬ展開に…。
テキトーで雑な打ち方になりスイングのバランスが崩れ、ついには右肩や足腰を痛めることに。
それからはペース配分に気をつけるようになったものの、さらに一歩踏み込んで「ショットのバランス」を見直そうと考えました。
たどり着いたのが、「フィニッシュをバチッと決める」ということです。
ラウンド中に気づいたフィニッシュの重要性
実は、その気づきはラウンド中の何気ない一打からでした。
忘れもしない2023年の夏、埼玉の名門のひとつ・川越カントリークラブの最終ホール。
200ヤードほどを残してしまった打ち上げのセカンドショットは得意の7Wを選択。
気持ちよく打球の放物線を眺めていたら、しっかりとナイスオン!
「ナイッショー!」
「今の、フィニッシュもバッチリ決まってたね!」
こんな声が飛んできたんです。
フィニッシュがキマると、結果も良いし、何より自分自身が気持ちいい。
この実感から、練習テーマとして「フィニッシュをしっかり取る」ことを思い出しました。
重要なのは「かっこいい」より「キマるかどうか」
見た目がかっこいいフィニッシュかどうかは二の次。
大切なのは「キマるか、キマらないか」。
これに尽きます。

力んだり、スイングのテンポやタイミングがずれれば、ボディバランスが崩れてフィニッシュはキマりません。
逆にフィニッシュを決めにいく意識を持つと、そこから自然にスイングが安定していくような。
まさにフィニッシュがスイング全体の完成形になるのです。
フィニッシュを意識することで得られる5つのメリット
1. スイング全体のバランスチェックになる
フィニッシュで止まれないのは、どこかでバランスが崩れている証拠。
たとえば:
- インパクトで力みすぎると体が突っ込む
- フォロースルーで左に流れすぎる
- 回転不足でフィニッシュが中途半端になる
フィニッシュがキマるということはスイング全体が整っていた証です。
2. インパクトよりも振り切る意識がつく
「当てに行く」動作によってミスショットになることは多くあります。
フィニッシュを意識すると、インパクトで終わらず最後までしっかり振り切ることができるようになります。
特に飛距離を求めるクラブではヘッドスピードの向上にもつながるでしょう。
3. スイングのリズムとテンポが整う
スイングはリズム(規則的なパターン)が命。
フィニッシュで止めることを意識すれば、自然とテンポ(パターンの速さ)が整います。
プレッシャーのかかる場面でもスムーズに振れるようになり、疲れてもスイングが崩れにくいかも。
4. ショットの再現性が高まる
最終的にはここが一番大切です。
毎回気持ちよくフィニッシュまで振り切ることで、ショットの再現性がグッと向上します。
中級〜上級者にとっては外せないポイントでしょう。
5. ミスの原因を把握しやすくなる
フィニッシュがピタッと決まらなかった理由から、ミスの原因に気づくこともあるでしょう。
- 前につんのめる → つま先重心 etc
- ふらつく → スエー(体の横ブレ)が強い etc
フィニッシュの崩れはスイング中の課題に気がづくための貴重なヒントになりえます。
フィニッシュを意識した練習の成果
今回、フィニッシュをしっかり取ることを意識して練習してみました。
その結果、ショットの左右のバラつきが減り、安定感が増した手応えを感じました。
なにより、キャリーで5ヤードほど飛距離が伸びてました。
振り返ると、フィニッシュを意識することで:
- テークバックのテンポ
- トップでの掌屈(手首の角度)と”間”
- 顔を残したインパクト
自分が重要視している良い動きも気にしながらできました。
「最後まで振り切る」意識が安定感と飛距離アップを同時に引き出してくれたと感じます。
ただし、気になる課題はオーバースイング気味のトップと、その時のシャフトクロス。。
フィニッシュはスイングの「終わり」であり「始まり」
ショットの安定感を増すために意識すべきはフィニッシュ。
改めてそう思いました。
そのためには、フィニッシュに耐えられる体幹づくりも欠かせません。
これからもフィニッシュをテーマに練習を重ねて、「気持ちよく振り切れるスイング」を追求していきたいと思います。
インドアゴルフ練習場はフィニッシュ練習に最適
ちなみに、インドア練習場はフィニッシュを意識した練習にぴったり。
納得できるまで試行錯誤しながら打ち込めますし、
気温や天候に左右されず、スイング動画もチェックしやすい環境です。
「フィニッシュがキマる」快感を練習で体感してみてはいかがでしょう。
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kyosuke
Swing&Savor54(スイセイ ごーよん)の編集人にして埼玉在住のアラフィフ サラリーマン。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老の日常を発信していきます