
ゴルフは「ミスのゲーム」とよく言われますが、まさにそのとおりですね。
年齢を重ねるごとに飛距離は落ち、後半になれば集中力も低下するのが悩ましいところ。
特にティーショット、ドライバーでのミスが続くと一気にスコアが崩れてしまう——
そんな経験は多くのアベレージゴルファーに共通するのではないでしょうか。
私自身、クラブ3本(7Ⅰ、50°ウェッジ、パター)でハーフラウンドに挑戦した際、後半になるにつれて「飽き」に襲われ、集中力が切れてしまいました。
淡々としすぎるラウンド展開が原因でした。
ただ、そのとき感じたのは「クラブを絞ることで、むしろ安全策に徹すればスコアメイクできるのでは?」という手応え。
そこで今回は、同じクラブ3本シバリで18ホールのフルラウンドに挑戦し、この「ボギーオン2パット戦略」でどこまで回れるかを検証してみました。
ラウンドするコースと戦略
今回選んだのは「キャスレックスⅠ CC」。
比較的やさしめのコースで、グリーン上のラインも大きく曲がる場面が少ない印象です。
戦略は、前回から引き続き「ドライバーなど長いクラブは使わない」。
7番アイアンで安全に刻み、できるだけボギーオンを狙いながら2パットでまとめて80台を狙ってスコアメイクするというものです。
アベレージゴルファーとして普段は100前後を行き来する私でも、この安全策が功を奏するのか——。
飽きが課題となった前回の反省を活かし、今回は「一打一打、丁寧に」を心がけながら18ホールを回りました。
ラウンド前半:淡々と、しかし確実に積み上げる
序盤は集中力を保ちつつ、手堅くプレーを重ねられました。
3番ホール(176ヤード)
少々の打ち下ろしでグリーン手前に乗って、バーディチャンス。
5メートルのパットが決まり、バーディを取ることができました。
これは意外でラッキーな嬉しい流れの一つ。
5番ホール(429ヤード)
前回のラウンドで、残り120~130yを左に引っ掛けた反省から、ボールを少し左側にセット。
グリーンキャッチ後、11メートルのパットを決めてパー。
狙いどおりの安全策が形になりました。
6番ホール(597ヤード)
長い距離ですが、7Ⅰで刻み続けるしかありません。
4打目が104ヤードとなり、50°ウェッジで2.5メートルに寄せ、ワンパットでパー。
「無理せず進めば結果はついてくる」を実感したホールでした。
7番ホール
3打目でグリーンに乗せ、1.1メートルのパットを沈めてパー。
こうした「無難にまとめる」ホールが増えると、スコアも安定してきます。
後半戦:集中力の低下とどう向き合うか
後半に入ると、やはり前回同様「飽き」との戦いがじわじわと訪れました。
集中力が途切れそうになる中でも、一打一打を大切にする意識を忘れずに。。
10番ホール
残り70ヤードで距離を誤り、グリーンオーバー。
寄せきれず4.7メートルのスライスラインはわずかに外してボギー。悔しいミスでした。
11番ホール
力を抜きすぎた3打目がグリーン手前で止まってしまい、ツーパットでダボ。
ついにキーワードの素ダボ、今回もアプローチのミスがスコアに直結します。
12番ホール
打ち下ろしでギリギリワンオン。11メートルのパットを2パットでパー。
距離感が大切なホールでした。
15番ホール
ボギーオンから16メートルのロングパット。長い距離でしたがツーパットでしっかりボギーセーブ。
16番ホール
ボギーオンから最後の4.5メートルのパットがカップを一周してギリギリでカップイン!
「ウッ」となるシーンでしたが、なんとかしのぎました。
18番ホール
4打目が65ヤード残しでしたが、アプローチで1.3メートルに寄せてコンシード。
最後まで手堅くまとめてホールアウトとなりました。
結果:36・43=79(パット数 25)
ラウンドを終えてスコアを見ると、36・43の79。
パット数は25と非常に少なく収まりました。
これはシミュレーションゴルフならではの数字ですが、みんなのゴルフとも違ってリアルなところもあるので、これはこれで楽しめます笑
ラウンドデータを見ると、ティーショットのフェアウェイキープ率は66%。
1打目でフェアウェイに届かないホールもいくつかありましたが、7Ⅰでのティーショットでも充分スコアが出ることが分かりました。
また、今回のラウンドではグリーン上のラインが比較的素直だったことも良かった理由ですね。
普段は97~103で行き来する私も、「飛ばすよりつなぐ」という戦略で70台のゴルフが経験できたのはプラスです。
次回への展望
今回のラウンドを振り返ると、「クラブを絞って安全に攻めること」はアベレージゴルファーにとって有効な戦略であると実感しました。
スコアを出すことを優先すれば、、というところですが、普通に回った方が楽しい面もあるでしょう笑
現実のラウンドでは25パットは難しいとも思います。
ですが、仮に33〜34パットであっても、ボギーオン2パットでスコアは80台に入ってくる算段です。
「飛ばすこと」「攻めすぎること」ばかり考えず、無理なくミスが少ないように進めるプレーこそが、やはりスコアメイクの近道でしょう。
次回は、ティーショット用にショートウッドやユーティリティを加え、攻めの幅を広げつつも「安全第一」の戦略はそのままに「クラブ4本シバリ」も良さそうに思っています。
シミュレーションゴルフは、こうした戦略練習にもぴったりです。
失敗を恐れずにトライできる環境で、引き続き「ミスを減らして、コツコツ積み上げるゴルフ」を実践していきます!
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kyosuke
Swing&Savor54(スイセイ ごーよん)の編集人にして埼玉在住のアラフィフ サラリーマン。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老の日常を発信していきます