
ゴルフクラブ選びは本当に奥が深い。
自分や自分の打ち方よりもクラブを疑うことも多いのではないだろうか。
「自分のクラブは本当に合っているのか?」
「同じ7番アイアンでもヘッドやシャフトでどれくらい違うのか?」
「そもそも本当にクラブで変わるのか?」
と疑問に思ったことはありませんか?
今回は自前のアイアンと他者のアイアンを打ち比べて、飛距離・打感・結果の違いをデータで徹底比較してみました!
さらに、私個人のテイクバックの違い(シャロー vs. アップライト)がショットに与える影響についても検証。

「どんなアイアンを選ぶべきか?」「フィッティングで何を重視すればいいのか?」を考えるヒントになったら嬉しい。
【クラブ比較】7番アイアンのヘッド・シャフトの特長
自前アイアン|Mizuno Pro 319 × KBS C-Taper 95 S
- ヘッド:Mizono Pro 319はコンパクトなセミキャビティバック。打感が柔らかく、つかまり過ぎを防ぐ操作性重視のアイアン。
- シャフト:「軽くて硬い」傾向のKBS C-Taper 95 S。低スピンで強弾道を生み出し、ある程度のヘッドスピードが必要。
フック傾向の強い私はフェードを出しやすく、打感の気持ちよさでクラブを選んだ。
ただ、構えやすい分だけフェースが小さく、ミスの許容範囲は狭い。
比較クラブ|PING i210 × N.S.PRO MODUS3 TOUR 120 S
- ヘッド:PING i210はやや大きめのヘッドで安定性が高く、スイートスポットが広い。
- シャフト:120g台のモーダス3 TOUR 120 S。しなり感があり、スムーズな振り心地が特長。
見た目の印象では大きすぎることもなく、「打ちやすいかも」と感じた。
実際に打ってみると、打感は「ビシッ」としていて好み。
「柔らかい打感が好きだからミズノ」と思っていたけれど、これもアリかもしれない。
【データ比較】7番アイアンの飛距離・スピン量の違い
シュミレーション設備の「GolfNavi」を使って、2種類のショットデータを集めた。
7球ずつ打ったデータから、最高・最低の1ずつを排除し、5つのデータを比較する比べ方だ。(各データ項目の連動性はない)
① シャローなテイクバックで打ったデータ
最近安定していると感じる「シャロー目のテイクバック」で打った計測データ。

- 飛距離・ボールスピードなど、数値ほぼ同じ
- サイドスピンのバラつきが多いのはミズノプロ 319の方。
- 極端なミスショットが影響しているので、319の数値は参考程度に。
② 同じクラブでアップライトなテイクバックで打ったデータ
次にPING 210iで「アップライトなテイクバック」で打った場合の比較。
テイクバックをアップライトに上げた方が良さそうな印象に。。

- キャリーで10ヤードの差が発生(1番手分の違い)
- ボールスピードが3m/s増加し、飛出し角が2°低下=より強い弾道に
- サイドスピン量が最小で、全項目でバラつきが少ない=安定性が向上
テイクバックの違いが与える影響
このデータをもとに考えると…
✔ アップライトにテイクバックした方が、飛距離・ボールスピード・安定性とも向上!
✔ シャロー目のスイングでも問題ないが、ミスのバラつきは大きめ。
✔ PING i210 × MODUS3 TOUR 120 Sは、やさしさと操作性のバランスが良い。
✔ 自前のミズノプロ319はやはり難しい・・
✔ 自分のクラブでアップライトに打った時の数値や安定感を比較したい
アイアンの選び方&フィッティングの重要性
今回の比較で発見だったのは、私は「アップライトなスイングの方が安定するかも」ということ。
これまで「シャロー目の方が安定しやすい?」と思っていたが、データを見る限り「むしろアップライトな方が飛んで安定する」可能性が高い。
また、『PING i210 × MODUS3 TOUR 120 S』の組み合わせも予想以上に打ちやすかった。
ミズノプロ 319の打感と球上がりが好きで使っているけれど、「もっとミスに強いアイアンに変えてもいいかも?」と感じる結果に。。
やっぱり、自分に合うクラブを知るためには、自分の打ち方を知った上での試打とデータ検証が大事!
打ち方が固まっていたり、少しでも調整ができる中級者ほどフィッテングの効果が高いのではないだろうか?
今後は、自前の『Mizuno Pro 319 × KBS C-Taper 95 S』でもアップライトなスイングを試して、どんな違いが出るのか?を検証してみたい。
7番アイアンのデータ比較から見えたこと
✅ アイアンはヘッドとシャフトのバランスが重要!
✅ シャロー vs. アップライトでショットの安定性が変わる!
✅ フィッティングやスイング調整で飛距離が変わる可能性大!今回の比較が、アイアン選びやフィッティングを考える上でのヒントになれば嬉しいです。
ゴルフは試行錯誤の連続ですが、こういう発見があるからこそ飽きないですね。
この記事を書いた人Wrote this article

kyosuke
Swing&Savor54(スイセイ ごーよん)の編集人にして埼玉在住のアラフィフ サラリーマン。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老の日常を発信していきます