
春の石坂で味わう、プロのショットと空気感
春の訪れとともに開催される「富士フィルム・スタジオアリス女子オープン」。
今年の日程は2025年4月11日(金)~13日(日)、初日に現地観戦してきました。
特に初日は本降りの雨と雷マークも付くなど不安定な天気予報でしたが、午前中は晴れ間ものぞき、半袖ポロシャツでも心地よいほど。
地元開催ということもあり、個人的注目選手たちのプレーを楽しみに初日の予選を現地観戦してきました。
ただし女子ツアーは写真撮影が禁止。
思い出の写真が残せないのは残念ですが、少しでも参考になればと思い記事を制作しました。
この記事では、初めて現地観戦する方でも参考になるように、観戦ルート、持ち物、臨場感をまとめてご紹介します。
4月とも思えない陽気の中、桜吹雪舞う名門コースのラウンド観戦はキレイでした~

試合会場に向かう朝の時間
今回は車移動でギャラリーバスに乗るために大類グランド駐車場を選択し、こちらは朝7時過ぎに到着。
すでにギャラリーバス5〜6台が待機しており、待つことなくスムースに乗車できました。
乗車後5分程度でバスは出発し、20分ほどで会場に到着。
小さめのリュックに折り畳み傘、レインウェア、パンなど軽食を入れて悪天候のための準備もしていましたが、
少々荷物が増えても、これが正解。天候に対する不安もなく、朝の移動は快適そのものでした。
朝の練習場と観戦ルート
会場に着いて、受付を済ませた後はコースレイアウトとペアリング表を確認しながら、まずはドライビングレンジへ。
選手たちの朝のルーティンはシンプルながらも緊張感のある雰囲気。
男子プロのように器具を使う姿は少なく、コーチを後ろに立たせて確認したりショットデータをiPadで確認している様子でした。
その後は後方にあったアプローチ練習場を覗き、お目当ての選手のスタートまで時間があったためギャラリープラザで7:30からの朝ビールを一杯。
お目当ての選手は9時過ぎからスタートするため、時間を見計らって1番ティーへ。
前日に考えた観戦ルートは「前半は2ホールずつ選手を追いかける」スタイル。
お目当ての選手を2ホールほど追った後は、後続組の注目選手へスライド。
これを繰り返します。
さらに数か所の折り返しで先に行っているお目当ての選手も横目に見れて、
少しずつ後ろにズレて観戦することで、よいリズムで多くの選手を効率よく観戦できました。
ペアリングの終盤には竹田麗央プロや岩井姉妹、小祝さくらプロといった人気・実力を兼ねた選手たちも。
お目当ての選手をひと通り見た後は、佐久間朱莉プロを中心に観戦。
実は彼女は愚息の高校の2つ上の先輩であり、お世話になった共通の先生がいらっしゃるので、その先生と一緒に観戦しました。
ら、さすが先生です。観戦中に朱莉プロのお母さまから声を掛けられ、私も少しだけお母さまとお話しさせていただけました。
朱莉プロの打球も素晴らしかったですが、ランキング上位の選手たちの球の強さに明らかに違って驚きました。
やはり「勝てる選手」っていう印象です。
そして、個人的驚きのイチバンはルーキーの入谷響プロと吉田鈴プロ。
響プロはえーらい打球を飛ばしてました。
鈴プロは、言わずと知れた姉は吉田優利選手ですが、
色白で細めなルックスからは想像できない力強いスイングと球質に魅了され、すっかり「推し」になってしまいました。
売り出し中の政田夢乃プロも鈴プロと同じ組でしたが、ついているギャラリーの数も他の組よりも多く、Youtubeなどの出演も多いことで知られる2人もすでに人気選手ですね。
ギャラリープラザと午後の観戦
午前のハーフを追えて、一旦ギャラリープラザに戻り休憩。
並んでいるキッチンカーから「点心セット」と持参した軽食でランチ。
キッチンカーは、中華系、から揚げチキン系、ハンバーガー、クレープ、などが出ていました。
前半に追った選手たちがインコースをスタートし始める時間帯に合わせて、私たちも10番ティーへ移動。
朱莉プロのパーティがちょうどスタートする準備をしているタイミングでした。
午後も午前と同じ作戦で、佐久間選手を中心に観戦。
ホール間を移動しながら他の注目選手たちのプレーもチェック。
観戦ルートとしては、午前中と同様に無駄のない?動きができましたw
突然の中断とサスペンデッド
午後になり、空には雲が広がり始めていましたが、14時前には遠くで雷鳴が聞こえ始めます。
時折「ゴロゴロ…」と不穏な音が響きます。
そして、16番のショートホールは3組待ちの状態だったのですが、15番のグリーンに到着すると遠くからホーンの音が4発。
中断の合図でした。
鳴った瞬間、選手たちもギャラリーも
「あぁ~~。」
「鳴っちゃったー。」と一斉に苦笑い。
しばらくして天候の回復が見込めないことで雨が降る前にサスペンデッドが発表されましたが、
上位を快走する蛭田みなみプロは18番で30cmのパットを「お先に」しなかったことで、この1打を残してホールアウトできなかったそうで1パットだけ翌日に残ったそうです。
(こういう場合は、翌日に同じ組の3人で1パットだけするんでしょうか。当該選手とマーカーだけでいいのかな?)
ホーンが鳴った後はギャラリーの約7割は一斉に帰り支度を始め、バス乗り場にはすぐに行列が。
最寄り駅行きバスは大行列、私の大類駐車場行きも15分ほど待ちましたが、2台が同時に到着し約90人が帰途につきました。
行きのバスである程度の人数が読めることで、帰りのギャラリーバス移動も効率的に運営されていた印象です。
尻切れの観戦終了はとても残念でしたが、これもまた自然を相手にするゴルフ観戦ならではの体験ですし「また行きたい」と期待させてくれる一因ですね。
【まとめ】
天候に振り回されつつも、現地でしか味わえない臨場感や選手たちの真剣な表情と時折見せる素敵な笑顔に触れることができた一日でした。
特に吉田鈴プロのプレーは強く印象に残り、個人的推し選手に登録。
初めて観戦する方でも、今回のように観戦の仕方やルートを事前に計画しておけば、効率よく多くの選手を見ることができるでしょう。
日曜の最終日も天候が悪そうですが、見に行きたい衝動にかられています。
この記事を書いた人Wrote this article

kyosuke
Swing&Savor54(スイセイ ごーよん)の編集人にして埼玉在住のアラフィフ サラリーマン。老後の「行くとこ・やること」を考えながら、初老の日常を発信していきます